パンチとピストン

 さて愛するタイガース、昨日も亡命者の一発を浴びてあっさり沈んだ中で、昨日はお仕事の後で、おうちでまったりしていた私。でも見ていたのは名画「ロッキー」でした。今日は日曜日、ミニカーのお話。2枠目の今週は「F1」、その「ロッキー」からこんな車のお話です。
(ま~た、無理やりな文章を持ってくるんやね、ミーシャ。)

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 今月はこちら。「312B」(1970年)です。シェルのCMにも登場しています。1970年代のフェラーリはF1マシンに水平対向12気筒エンジンを採用しました。俗に「ボクサー・エンジン」と呼ばれるこのエンジン形式はV12よりも幅が広く、全高をかなり低く製造出来るという利点があります。とはいえ、実際は排気管などの取り回しの関でかなり幅を取るため、パッケージングとしては使いにくい部分はあります。またこの水平対向エンジンは2種類あり、狭い意味での『水平対向』とはピストンは左右同時に同じ動きをするもの(片方が頂点(上死点 間違ってもこの前に腹などはつきません。))まで達すると反対側も頂点に達する、つまり、ピストンはそれぞれ反対の方向へ動く)を指します。これに対し、似て非なるものに「180度V型」というものがあります。これはエンジンのバンク角が180度のV型エンジンで、外観はボクサー・エンジンと見分けがつきません。ただ、ピストンは左右同じ動きをするのではありません。(一方が頂点(上死点 間違ってもこの前に腹などはつきません。)に達したら、反対側は下がった(下死点)位置にある、つまりピストンは同じ方向へ動きます。)しかしこの形式も、広い意味での『水平対向』に含まれています。採用例ではスバル・インプレッサ、ポルシェ・911、956などは狭い意味での『水平対向』エンジンを、180度V12ではメルセデス・ベンツC291(グループCカー)で採用されています。

 そして4年タイトルから見放されていたフェラーリは、1967年に登場したライバル、フォード・コスワースDFV、V8エンジンに対抗するためにマウロ・フォルギエリらエンジニアたちは「家族対抗」じゃなかった『水平対向』エンジンを設計しました。312に搭載されていた60度V12エンジンよりもバンク角を広げたことで重心が低下し、車両の運動性能が向上しました。また、横幅をコンパクトに抑え、若干の重量減も果たしています。ボクサーユニットは横置きギアボックスを採用した312Tシリーズにも搭載され、1970年代後半に4度のコンストラクターズ・タイトルと3度のドライバーズ・タイトルを獲得する名基となりました。ただ、若干低くなったとはいえ、前にラジエターを置き、スペース・フレームを採用したセミ・モノコック方式の車体構造は変わりませんでした。フランス人のコレクター、ジャック・セットンがスパゲティ・エンジンというような、車体の真ん中を通る排気管が目を引きます。(と昔のTV番組で某オタクのピット・レポーターに解説していました。)またこの時から採用された「白い排気管」は1980年まで使いましたが、12気筒エンジンが復活した「640」(1989年)で、もう1度復活しています。

 そしてこのシーズンは開幕戦から新車、312Bを投入。当初はジャッキー・イクスの1台エントリーで、第4戦以降はルーキーのクレイ・レガツォーニとイグナツィオ・ギュンティがセカンドシートをシェアしたが、レガツォーニの方がレギュラーに定着します。前半戦は予選で速さを見せるものの、信頼性を欠き成績は振るいませんでした。しかし、第9戦オーストリアGPでイクスとレガツォーニが1-2、サンガリアじゃなかったフィニッシュを達成。第10戦の地元イタリアGPでは、レガツォーニがデビュー5戦目で初優勝を果たしました。(ちなみに、この最速記録はデビュー戦というのがあります。(1961年フランスGP、ジャンカルロ・バゲッティ))このレースの予選中、ポイントリーダー(45点)だったロータスのヨッヘン・リントが事故死し、ランキング3位(21点)のレガツォーニと4位(19点)のイクスにもチャンピオン獲得の可能性が浮上しました。その次のレースでは再びイクス、レガツォーニが1-2フィニッシュを果たします。ポイント28点のイクスが残る2戦も連勝すれば46点となり、リントを1点差で逆転することになるものの、第12戦アメリカGPではリントに代わってロータスを駆るエマーソン・フィッティパルディが優勝し、リントのドライバーズタイトルが決定しました。(死後にチャンピオンになったのは、この1度きりです。)フェラーリは最終戦メキシコGPもシーズン3度目の1-2フィニッシュで締めくくり、13戦中4勝・5ポールポジション・7ファステストラップという好成績で、ロータスに次ぐコンストラクターズランキング2位でシーズンを終えました。

 ミニカーはダイドーのもの、それをちょっと修正しています。そして今日も出るのよということで、諸元はこちら。


車名          312B

デビュー        1970年
全長          4020mm
全高           956mm
全幅           742mm
ホイール・ベース    2385mm
トレッド(前)     1553mm
    (後)     1550mm
車重           551kg(燃料、ドライバー含む)

エンジン        フェラーリ ティーポ001
形式          水冷レシプロ 水平対向12気筒 DOHC4バルブ
総排気量        2991.801cc
ボア×ストローク    56×50.4(mm)
Vバンク角       180度
最大出力        460馬力/12,000rpm
圧縮比         11.8
燃料噴射システム    ルーカス社製
点火システム      ダイノフレックス社製 電子制御
燃料          シェル
オイル         シェル

駆動方式        後輪駆動方式
変速機         前進5速 マニュアル縦置き(+後退1速)
差動システム      リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        アルミチューブ・セミ・モノコック
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式
       (後)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式
ブレーキ        4輪ベンチレーテッド・ディスク(鋳鉄製ディスク)
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ         ファイアストン
ホイール        13インチ(前)/15インチ(後)
燃料タンク容量     240リットル

デザイナー       マウロ・フォルギエリ
ドライバー       ジャッキー・イクス/クリス・エイモン/クレイ・レガッツォーニ

 ということで今日のお話はここまで。ちょっとなまった体を動かしておきましょということで、今日はテニスに行ってきます。
(アンタがゴソゴソすると、世間では何か悪いことが起こるんやけどね、ミーシャ。それに何やの、そのベッタなボケは、ち~ともウケてへんのやけどね、この大バカ者!!)



 
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