女龍名人

 さてお外は寒い、寒い。トドメには「金メダルの鉄板」皿は思いっきり割れる、そんな中で、今日も真面目におバカなお話を書き連ねる「恥の上塗り」の私。今日は木曜日、テニスのお話。2枠目の今週は「選手」、スポーツ大国、中国から、こんな選手のお話です。
(これ、それを「厚顔無恥」と言うんやわ、ミーシャ。)

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 今月はこの方、先頃行われたオーストラリアン・オープンで史上最年長優勝(31歳335日)の女子シングルス優勝者になった李 娜(リー・ナ、ピン音表記: Li Na, 1982年2月26日 - )は、中華人民共和国・湖北省武漢出身の右利き、バックハンド両手打ちの方です。ほとんどの中国の選手と同じように、スポーツの世界に入ったのは強制されたからなのですが、彼女の父親は元バドミントン選手で、選手生涯を文化大革命の動乱で中断されていました。彼女は生まれつき肩幅が広く、バドミントンに必要な腕の細やかな動きに欠けていました。それを見たあるコーチが彼女の両親に「テニスだったらチャンスはあるかも」と持ちかけた。当時中国ではそのスポーツを目にしたことのある人はほとんどいなかったのですが、8歳からテニスを始めます。1999年にプロ入りし、その年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップの中国代表選手となったが、2002年7月に「ワールドグループ・プレーオフ」でロシアに5戦全敗で敗れた後、しばらくテニスから遠ざかった時期がありました。2003年は全くプレーしなかった(この間の事情はこの後で出てきます。)が、2004年5月に復帰してから急成長を始めます。李娜は2005年の全豪オープンで4大大会にデビューし、第4シードのマリア・シャラポワ(ロシア)との3回戦まで進出しました。そして順調に成績を伸ばし、2011年、フレンチ・オープンでアジア人選手としては初めての4大メジャー戴冠を実現させました。そして2013年には自己最高、アジア人選手の中でもトップ(3位、それまではクルム伊達公子(日本)が持っていた4位です。)になりました。

 そひてこの方、共産圏とプロ・スポーツとのお約束の「板挟み」に苦しむことになります。前述の「しばらくテニスから遠ざかった」(2002~03年)という件ですが、李娜はコーチに告げず、国家スポーツ訓練センターを抜けだした。周囲の疑惑を引き起こさないように生活必需品を入れた小さな包みだけ持って出たと言います。宿舎の机の上にテニス管理センターに宛て繰り上げ引退をしたいと書いた手紙を残しました。その手紙には彼女がなぜ引退したいのかの理由は詳細に説明されていませんでしたが、過剰な練習が彼女の体力を消耗したこと。コーチたちが彼女と姜山という名のチームメイトとの恋愛を邪魔しようとしたことに彼女は激怒していたこと。身体が弱っている時にコーチたちがホルモンを飲ませてまで試合をやらせたこと。などがその理由に挙げられていました。 中国は李娜を国の代表者に仕立てあげたいと思っているが、彼女は、「テニスをするのは自分のため。国のためと言える部分はあるにせよ、それでも多くは自分のためだ」ときっぱりと態度表明しています。彼女は後に、「わたしがこの国を代表していると誰かが言うけれど、被せられた帽子が大きすぎる、わたしにはかぶれない」と言っています。李娜の独立性は彼女に中国の若い世代が強烈な共感を持つ理由の一つになっており、彼らは彼女を「娜姐」と呼んでいます。しかし、中国の指導者(国、スポーツ当局、そしてメディアトップのいずれかにかかわらず)からすれば、これは中国共産党の民衆団結に根本的に背くものであり、許すことはできないものでした。しかしトップ10入りするには自分のプロ生涯の自由を手に入れなければならないと李娜は感じていました。しかし、それは元NBAスターのヤオ・ミン(姚明)などほんの一部の中国人スポーツマンにしか許されていない待遇でした。

 2008年、北京オリンピック終了後に彼女はテニス部門の総責任者、孫晋芳に対して「もし、自由にしてくれないのなら、選手生活から足を洗う」と同僚の彭帥と共に申し入れました。これで慌てた上はトップ選手の流出を防ぐため、あるいは彼らに彼ら自身の持つ潜在能力(これは事後証明されたようなものですが)を発掘させるため、孫晋芳は「単飛」という戦略を生み出しました。その新しい規定に従い、李娜、彭帥、そしてあと2人の選手は国家チームと省チームのために力を尽くす義務は残しつつ、自分でコーチを探し、自分の練習及び試合スケジュールを組むことを認められ、また個人収入の上納割合(こう書いて、「ピンハネ」と呼んだ方がしっくりくると思うのは私だけではないはずです。)を大幅に引き下げられました。それまでは李娜は個人の収入の65%をテニス協会と省チームに収めなければならなかったが、現在は李娜は自分で移動、練習、コーチの費用をまかないつつ、8%から12%の収入を上納すればいいだけになっています。これは中国と李娜のテニス生涯において、巨大な変化でした。

 プレースタイルとしては、身長は173cmと女性、特にアジア人の女性としては長身の部類に入ると思いますが、力に頼ることなく、非常にスムーズでしなやかなテニスをします。強引さはまったくなく、テンポよくボールを捉えてコースを散らし、キレイなウイナーを取ります。アジア人特有、というわけではないでしょうが、伊達公子にも共通する柔らかさを感じます。ただ、彼女より年上はセレナ・ウィリアムズ(アメリカ)だけ、そろそろ引退の2文字がちらついているのも事実です。

 ということでチョロッと「政治色の強いお話」になってしまったため、ちょっと長くなってしまいましたが、今日のお話はここまでにしたいと思います。最近、休みが不規則なもので、なかなかピタリと合わせるのも難しい次第です。
(あんまり、無理したらいかんよ、ミーシャ。)
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