炎上の馬

 さて昨日はアホな上のおバカな言いぐさを聞きながら、さっさとお仕事を片付け、家に帰ってオリンピックを見ていた私。大雪になるかと思いましたが、そうならずでやれやれという所ですが、今日は日曜日、ミニカーのお話。2枠目の今週は「F1」、最近公開された映画から、こんな車のお話です。
(まぁそんなにボヤかんでも、あんまり気にしなや、ミーシャ。)

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 今月はこちら。映画「RUSH」にも登場します。フェラーリ史上屈指の名車「312T2」(1976年)です。本来であれば1977年型のモデルを先に書くのですが、今回に限ってはそれをやるとちょっと文章の構成がやりにくくなるため、順番を入れ替えます。原型は前の年に登場した「312T」ですが、その巨大なインダクション・ボックス(これはこの当時バカはやりしました。同様の例では「フレンチ・ティーポット」リジェ・JS5などがあります。)が規制されるという変更された空力規則に合わせるため、コクピット背後のインダクション・ボックスは廃されました。その代わりにコクピットの両側面にNACAダクトが配置され、このダクトから水平対向12気筒エンジンの各シリンダー・バンクへ空気が導かれました。ホイールベースは312Tから42mm延長され、2650mmになりました。312T2の発表時には、リアサスペンションにド・ディオン式を採用するという大変更が加えられていたものの、何度ものテストの後に放棄され、より一般的なサスペンションへと置き換えられました 。また、発表時にはフロントタイヤの前に空気抵抗を減らすフェアリングを取り付けていたが、これも実戦には登場しませんでした。

 そしてシーズン途中から登場した312T2は、312Tよりも比較的成功した車両でした。ニキ・ラウダはドイツGPを迎えるまでに312T2でさらに3勝を挙げ、選手権を大きくリードしていました。そして運命のドイツGPが行われたニュルブルクリンクで、ラウダはリアサスペンション破損が原因と疑われる大事故に遭ってしまいました。(ただし、この事故は後に普段乗せることのない高い縁石にタイヤを乗せてしまった事によりマシンが跳ねてしまいコントロールを失った事によるラウダ自身のミスとされています。)この事故で大火傷(決して、オネエちゃんに手を出して、後で怖~いオッチャンが出てきたとか、先物相場とかをやったわけではありません。)とFRP製のボディ・スペシャルじゃなかったボディ・ワークが燃えて発生した有毒ガスを吸い込んだため、全身のおよそ70%の血液を入れ替え、数日間生死の境を彷徨うほどの大ケガを負ったラウダは瀕死となった(現在でもいますね、フランスで意図的に昏睡状態になっているあなたが)が、驚くことに事故から6週間後のイタリアGPで復帰を果たしました。そして迎えた最終戦の「F1世界選手権イン・ジャパン」(富士)、このレースでポイント・リーダーのラウダと2位のハントの差は3ポイント差、しかしラウダは大雨のレースを自主リタイアし、ジェームス・ハントにわずか1ポイント差でタイトル争いに敗れましたが、312T2の優位性はフェラーリに2年連続のコンストラクターズタイトルをもたらしました。またこの事故以降、ラウダはやけどの跡を隠す目的もあって「帽子」をかぶるようになります。(代表例は「Parmalat」(パルマラット)、イタリアの乳製品製造会社です。2004年の粉飾決算でこの契約は消滅することになります。)

 ミニカーはダイドーのもの、それをチョロッとそれらしくしています。そしてお約束の諸元はこちら。

車名          312T2

デビュー        1976年
全長          4316mm
全高          1020mm
全幅          1930mm
ホイール・ベース    2560mm
トレッド(前)     1405mm
    (後)     1430mm
車重           575kg(燃料、ドライバー含む)

エンジン        フェラーリ ティーポ015
形式          水冷レシプロ 水平対向12気筒 DOHC4バルブ
総排気量        2991.801cc
ボア×ストローク    80×49.6(mm)
Vバンク角       180度
最大出力        500馬力/12,200rpm
圧縮比         11.5
燃料噴射システム    ルーカス社製
点火システム      ダイノフレックス社製 電子制御
燃料          アジップ
オイル         アジップ

駆動方式        後輪駆動方式
変速機         前進5速 マニュアル横置き(+後退1速)
差動システム      リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        アルミチューブ・セミ・モノコック
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式
       (後)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式
ブレーキ        4輪ベンチレーテッド・ディスク(鋳鉄製ディスク)
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ         グッドイヤー
ホイール        スピードライン 13インチ
燃料タンク容量     200リットル

デザイナー       マウロ・フォルギエリ/フランコ・ロッキ
ドライバー       ニキ・ラウダ/クレイ・レガッツォーニ

 ということで、今日のお話はここまで。来月はこの次のモデルのお話です。合わん者と無理やりすり合わせているせいか、何やら白髪も増えまして…。とはいえ、悪いことは早々続くもんじゃないと思う次第です。
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