場外ホームランの出るドーム

 さて昨日からお外は寒い、寒い、そのためちょっと体調管理にも頭を捻る私。今日は水曜日、巨大建造物のお話。1枠目の今週は「野球場」、もうすぐソチ冬季五輪ということで日本のウィンタースポーツのキーパーソンである、堤義明から今月はこんなドームのお話です。
(ま~たアンタは過去の人を連れてきてからに、しまいに「イタコさん」でも呼んだげようか、ミーシャ?)

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 東京都心から1時間半、埼玉県所沢市にある「西武ドーム」、ある程度以上の方ならば「西武ライオンズ球場」と言った方がいいかもしれない球場があります。元々は元々は1963年(昭和38年)に竣工した「西武園球場」という小規模な球場で、アマチュア野球を中心に使用され、プロ野球の二軍戦であるイースタン・リーグの試合もごく少数行なわれていました。その後、プロ野球開催可能な貸し球場として1978年(昭和53年)6月、改築工事に着手。その最中、国土計画がクラウンライターライオンズを買収、西武ライオンズと改称し、新球場を同球団の本拠地として使用することを決定。屋外球場、西武ライオンズ球場として1979年(昭和54年)に開業しました。こけら落としとなる初めての公式戦では前内閣総理大臣(当時)で、堤義明オーナーの媒酌人でもあった福田赳夫が始球式を務めました。

 周囲を緑に囲まれたロケーションの中に位置していますが、平地にスタンドなどの構造物を建設するのではなく、丘陵地を掘り下げて構造物を設置する手法が用いられており、掘り下げ部の斜面を利用してスタンドが設けられています。1999年(平成11年)に日本で5つ目のドーム球場として生まれ変わりました。既存施設に後からドームの屋根を架設するという異例の建設方式によって作られましたが、西武球場自体は当初から将来を見据え、ドームが架けられるように設計されていいました。1998年に観客席部分にステンレスの金属屋根がついた第1次工事完了時に西武ドームと改称。ただしこの年はグラウンド部分がまだ屋根で覆われていなかったため、“ドーム”と名乗っていながら雨天で試合中止となったケースが何度もありました。(なおこの年の西武“ドーム”球場は、エルニーニョ現象による多雨のため、本拠地球場の雨天中止のプロ野球記録を作っています。)同年シーズン終了後、グラウンド部分の膜屋根取り付け工事が行われ、翌1999年からは完全なドームの形状となりました。ただ、屋根は柱で支えられているが壁面が無いため、日本で唯一「場外ホームランの出るドーム球場」でして、アレックス・カブレラ(2001~07、元西武ライオンズ)は、しばしば場外弾を打っていました。(厳密にはドーム球場で「場外ホームラン」は存在しませんが、この場合、屋根を支える柱の間を抜けると「場外」になるためです。)

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 とはいえ、ある程度以上の年齢の方なら、この球場は元々屋根のない球場だったのはよくご存知かと思います。内陸の狭山丘陵に位置する立地条件と、空調が無く全て自然通気に依存しているというドーム内の条件もあって気候に左右されやすく、また強制的に換気を行う設備も設けられていないことから、春先や秋口のナイトゲームは寒く、夏場は蒸し暑く、さらに降水時には湿気がこもり、時にはフィールド内に霧が立ち込めることや、デーゲーム時の夕方などには、日が差し込むこともしばしばあります。ドーム化によって降水はしのげるようになったものの、気候に左右されるという点では屋外球場時代から変わっておらず、またその反面、通気条件が低下したこともあってその傾向はより顕著となり、春先や秋口、降雨時などには防寒対策が、夏場には熱中症対策が必要になります。そのため、他の全天候型のドームと異なり、夏場のデーゲーム開催を行っていません。(パリーグの場合、土日はデーゲームになることが多いのです。)

 また野球以外にも、テレビ番組の収録などでよく使われています。(その代表例は「高校生クイズ」など)、そして一番有名だったのは2005年まで毎年8月に行われていた渡辺美里のコンサート、1986年(昭和61年)から始まった夏のコンサートが、2005年(平成17年)まで毎年恒例でした。これまでに、のべ70万人を動員し、全盛期には4万枚のチケットが即日完売するほどの盛況であったが、2005年8月6日の「V20」(20回目の意)を最後に、20年続いた西武ライブは幕を閉じました。

 ということで今日のお話はここまで。とりあえず、週末の段取りをして置きましてということで、色々と頭をひねりそうです。

 
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