まさか、まさかの

 さて最近とっても寒くなった中で、このお話を真面目に書いてる「性懲りのない」私。今日は木曜日、テニスのお話。4枠目の今週は「名勝負百選」、昨日のお話に出てきた「デビスカップ」からこんな試合のお話です。
(アンタのネタは何でまたそんなに古い話ば~っかりやの、ミーシャ?)

 1988年12月、デビスカップ・ワールドグループの決勝、当時最強と言われていたのはスウェーデン、過去7度の優勝、5度の準優勝がありますが、その常打ち会場は昨日のお話にも出てきたイェーテボリのスカンジナヴィウムでした。この会場でスウェーデンはここまで負けたことがなかったのですが、唯一負けたのが今月のお話、1988年の決勝でした。

 デビスカップの場合、ホーム側がコートの種類、ボールその他を全て選べる(当然、有利になります。)わけですが、スウェーデンはこの試合、相手が西ドイツ(当時)ということもあって、相手エース、ボリス・ベッカーを封じるためにクレー(土)・コートを用意しました。彼らにとってはクレーは一番有利なサーフェスで、なおかつ出るのは世界ランキング1位、4大メジャー3冠ののマッツ・ビランデルとくればどう転がしても勝ちは決まったも同然と思われました。さらに抽選では西ドイツの2番目は世界ランキング74位でしかないカール・ウーベ・シュティープと初日の第1試合でやるとなったことから、これは「スウェーデン圧勝?」と言われていたものの結果はこちら。

カール・ウーベ・シュティープ  8-10  マッツ・ビランデル
                1-6
                6-2
                6-4
                8-6

 試合時間4時間49分の大逆転勝ち、第1セット、シュティープは4-2とリードするもののビランデルが抜き返し、1時間50分後には10-8でこのセットを取ります。そしてその勢いで6-1と2セット連取、これで世間は「もうストレートだね。」と思ったわけですが、これで終わったらここで間抜けに場所を取って書く必要はないわけでして、ビランデル自身のクレー・スペシャリストからオールラウンダーとしての変化が逆に仇になった部分が出てきました。

 「歌を忘れたカナリヤ」ではありませんが、この試合後半のビランデルはクレーでの戦い方を忘れたクレー・スペシャリストそのものでした。シュティープがチャンスボールを送ってもビランデルはそれを漫然とつなげているだけ。シュティープはそれを見逃さず、強打を叩きこんで続く2セットを奪い返して2セット・オール、そして最終セット、なぜかシュティープはバテが回ったのか、ビランデルが10ポイント連取で一気にこの試合に決着をつけるかと思われました。ところがシュティープはここから巻き返し5-5、驚異的な粘りでしたが、第12ゲーム、ビランデル6-5のリードでマッチ・ポイントを握られてもそれをはね返し8ポイント連取、そして最後はワンバウンドのオーバーヘッドで4時間49分の試合は終わりました。

 そしてこの「まさかの」敗戦はスウェーデンの運命をも狂わせることになります。この後の第2試合、ベッカーがエドバーグをKOでナンとまさかの2-0、そして2日目のダブルスも落として、このスカンジナヴィウムでは唯一の黒星を喫することになります。ということで今日はちょっと古いお話でしたが、こんな所でいかがなもんでしょうか?
(せやね、油断したらいかんいうことやね~、ミーシャ。)
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