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2人の2世

 さて昨日は何とかギリで終わらせた中、再びガソリンとオイルを入れ直し、今日のレースの出走に向けて、蹄を研いでいた「魔王」な私。今日は日曜日、ミニカーのお話。2枠目の今週は「F1」、今日はこんなお話です。
(これ、「ガソリンとオイルを入れ直し」って、単にいつものように飲んでただけやろ。ほいで、「デジタル・リマスター仕様シンボリルドルフ」とか言うてんやないんよ、ミーシャ。)

P1020385_convert_20181111063318.jpg

 今月はこちら。F1で一時代築いたウィリアムズ・ルノーの頂点となった「FW18」(1996年)です。前年モデル、FW17の発展改良型ということでしたが、新しい車両規定(コクピット周辺にドライバー保護のためのプロテクターを装着しなければならないなど)を巧みに解釈し、細身に仕上げられたモノコックやシンプルな空力デバイスなど、非常にまとまりの良さを見せています。特に各部にフィンを立て、これにより車両寸法の規定をクリアしつつ、高い空力性能をもつボディワークをデザインしたことは、次シーズン以降、他チームの規範となりました。(これを馬鹿正直に解釈したのが、フェラーリ「F310」です。そのため、シーズン中盤で無理やり改造した車を持ってこざるを得なくなりました。)

 1993年のプロストによるチャンピオンから翌1994年のセナの死。そしてセナ亡き後はベネトンの若手、ミヒャエル・シューマッハによる2年連続のチャンピオンでウィリアムズとしてはこのマシンまでチャンピオンをお預けになってしまいました。しかし、この年は違いました。なんとデビッド・クルサードに変わって「才能の遺産相続 パート2」ジャック・ヴィルヌーヴがアメリカのCARTチャンピオンを引っさげて鳴り物入りで登場します。これで「元祖 才能の遺産相続」デイモン・ヒルとの「2世コンビ」(さらにこの2人には音楽が趣味、父親を10代前半で亡くしているなど結構共通点があるんです。)が誕生、税務署さんも泣いて喜ぶ「ドル箱」相続コンビ、正常進化したマシン、そしてシューマッハのフェラーリ移籍に伴うライバル・チームのごたごたを考えると「黙っていても結果が見えている」シーズン になると見られていました。

 事実、シーズンはその通りになり、開幕戦のビルヌーブのデビュー戦いきなりのポールポジションに始まり、チームは開幕5連勝に始まり、最初はヒルがリードしていたのですが、中盤以降、ヴィルニューヴが猛追します。最終戦の日本GP(鈴鹿)でビルニューブのリタイヤで決着がつき、ヒルは史上初めて「親子2代の」F1世界チャンピオンになりました。終わってみれば、ヒルが8勝、ヴィルヌーヴも4勝、6回の1-2フィニッシュと完勝。史上最多の12勝を挙げたシーズンで、ヒルとチームはタイトルを獲得しました。しかししかし、その裏でこの黄金時代にも陰りが射すような出来事もこのシーズンで起こりました。

 シーズン中盤のフランスGP、この最中にルノーは「翌1997年シーズンをもってのF1撤退」を表明します。民営化に伴う経営合理化の一環がその理由ですが、これにより、チームはBMWとエンジンに関して水面下で話をしていました。(ただ、予定されていた1998年ではなく、その2年後の2000年にウィリアムズはBMWと組むことになります。)そのためにドイツ人ドライバーを走らせたいBMWの意向もあってか、チームはハインツ・ハラルド・フレンツェンをヒルの後釜に据えようと考えていました。とはいえ、ヒルはチームとこのシーズンと切れる契約を巡って、その延長交渉を行っていたのですが、交渉が決裂、イタリアGPの前に放出を通告されます。これによりマンセル同様にチャンピオンがチームを去ることになりました。そしてこの一件はチーフ・デザイナーのエイドリアン・ニューウェイの逆鱗に触れ(この件に関しての事前の相談もなかったんです。ただ、ニューウェイは人事に関しての権限は何もないわけですが…。)、更にチームの株式保有を望んだことに対する意見の不一致も重なり、ニューウェイはマクラーレンへの移籍を決断し出社拒否に至ったことから、チームとの間で法廷闘争にまで発展しました。後年フランク・ウィリアムズ自身は「ヒル放出が招いたニューウェイ離脱」を「あれは大きな失敗だったな」と認めるほど、チームの凋落への始まりとなってしまう出来事でした。そしてヒルはアロウズへの移籍を決断、この結果、ヒルの後にはフレンツェンが翌1997年の椅子に座ることになりました。

 ミニカーはアオシマのもの、色を塗り直し、デカールで加工しています。見れば見るほど、この色の方がロスマンズ・ブルーに見えてしまうのですが、今日も出ちゃった諸元はこちら。

車名          FW18

デビュー        1996年
全長          4150mm
全高          990mm
全幅          1990mm
ホイール・ベース    2890mm
トレッド(前)     1670mm
    (後)     1600mm
車重           600kg(燃料、ドライバー含む)

エンジン        ルノー RS8/8B
形式          水冷レシプロ V型10気筒 DOHC4バルブ(ニューマチック・バルブ)
総排気量        2998cc
ボア×ストローク    92×45.1(mm)(推定)
Vバンク角       67度
最大出力        750馬力以上/16,000rpm以上(推定)
圧縮比         
燃料噴射システム    マニュエッティ・マレリ社製 電子制御
点火システム      マニュエッティ・マレリ社製 電子制御

燃料          エルフ
オイル         エルフ

駆動方式        後輪駆動方式
変速機         ウィリアムズ社製 前進6速 セミ・オートマチック縦置き(+後退1速)
差動システム      ZF社製 リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        カーボンファイバー・モノコック
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式プッシュ・ロッド
       (後)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式プッシュ・ロッド
ブレーキ        4輪ベンチレーテッド・ディスク
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ         グッドイヤー
ホイール        O.Z 13インチ
燃料タンク容量     不明

デザイナー       パトリック・ヘッド/エイドリアン・ニューウェイ
ドライバー       デイモン・ヒル/ジャック・ヴィルニューヴ

 ということで今日のお話はここまで。今日はまたもや町内会の廃品回収をやって、その後はレースに出走とちょっとドタバタの中ですが、段取りよく済ませましょという次第です。
(これ、単にうっとこの分をすぐ下まで下ろしてくるだけのくせに、そんな仰々しいに語ってんやないんよ、ミーシャ。)
 
 
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