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福利厚生

 さて最近、日が落ちるのが早くなったなと思う中、ちょっと寂しげな私。今日は水曜日、巨大建造物のお話。1枠目の今週は「野球場」、今日はこんなお話です。
(これ、みんながおるよ、ミーシャ。)

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 今月はこちら。大阪市中央区にあった「日本生命球場」です。俗に「日生球場」と呼ばれていましたが、これは所有者が大手生命保険会社の「日本生命」だったからです。1950年(昭和25年)開場の両翼収容人員20500人、両翼90.4m、センター116mの天然芝の球場です。

 開場当初にはプロ野球公式戦も行われたが、使用の半数以上を会社や学校などのアマチュア野球やレクリエーション利用が占めていました。 1954年(昭和29年)シーズン終了後、日本生命はこの球場をアマチュア専用球場とする方針を打ち出し、以降3年間プロ野球の試合は行われなくなりました。さらに交通の便も良い(国道172号(中央大通り)沿い、さらにはJR環状線の森之宮の駅から歩いて数分、近くには大阪城、大阪府庁その他のビジネス街があります。)上にプロ野球の試合がなく平日も利用できるため、関西のアマチュア野球の会場として利用されてきました。

 しかし1958年(昭和33年)、日本生命は近鉄パールス(後の大阪近鉄バファローズ)の親会社だった近畿日本鉄道から「準本拠地として夜間だけ球場を使わせてほしい」という要望を受けました。近鉄は当時、本拠地(専用球場)の藤井寺球場にナイター設備がなかったため、ナイターの試合は大阪球場を借りて開催していました。しかし、大阪球場を所有する南海ホークス(現 福岡ソフトバンクホークス)の試合日程が優先され、利用料の負担も大きいことから本球場の使用を要望し、日本生命もアマチュア専用では維持が厳しく、ナイター設備など施設の充実はアマチュア野球のためになるという収益上の事情からこれを承諾、当時パ・リーグは3球団(近鉄、阪急、南海)が関西を本拠地にしていたことから、近鉄沿線である名古屋圏への本拠地移転の声もあった(そのため、一時、ナゴヤ球場で近鉄の試合を年間数試合やっていたことがあります。)が、パ・リーグ総裁の決定によって3年間の本球場の使用が認められました。

 その後もプロ、アマ野球の会場として使われてきましたが、ドーム化などの再開発が検討されたものの、球場付近には遺跡がある可能性が高く、発掘調査に5年以上の期間が想定された。そのため、日本生命は将来の本球場のあり方に議論を重ね、1991年に球場以外の用途での再開発計画を発表し、1996年に翌年限りで球場を閉鎖することを決定しました。施設の老朽化が進んだことや耐震基準を満たしていないこと、加えて維持費もかさみ、さらに大阪ドーム(現:京セラドーム大阪)や舞洲ベースボールスタジアム、大阪市南港中央野球場など新しく広い球場が大阪に建設され、開場以来の野球場としての使命を完遂したと判断したためです。現在、跡地には「もりのみやキューズモール」なる商業施設が建っています。

 またこの球場の特徴として、中心街のど真ん中に作ったために、プロが使う球場にしてはやたらと狭いという特徴があります。現在の基準ではセンターは6m以上、両翼は10m近く小さいことになるため(誰ですか?タイガースの試合をここでやれっていってるのは?)、また収容人員も20500人とこれまた小さいため、プロ向けの球場とは言えない部分は多々あります。ただ、ちなみに高校球界の名門だったPL学園は、太陽の向きなど予選対策として富田林にあった同校グラウンドを日生と同じ向きに建設したといわれています。

 なお、所有者が日本生命ということで、現在では生命保険の営業は「男性」が多くなってきました(特に外資系)が、一昔前はほとんどが「女性」でした。これは日本生命が最初に始めたことで、1948年(昭和23年)から1982年(昭和57年)まで社長だった星野源じゃなかった弘世現(1904~96)が出したアイデアが元になっています。戦後すぐの日本は戦争で夫を亡くした女性が多数いました。その女性たちに仕事を与えたというのがその始まりです。
 
 ということで今日のお話はここまで。今日もこれからお仕事です。明日はお休みですが、締めるとこは締めましてということで、1日、頑張りましょ。
(ほれ、あんまし無理せんようにね、ミーシャ。)
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