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車が人を殺した?

 さて昨日はエゲツないことになったお仕事、そのあおりで人様との会合をキャンセルする羽目になった私。今日は日曜日、ミニカーのお話。2枠目の今週は「F1」、今日はこんなお話です。
(これ、昨日は大変やったんやね、ミーシャ。)

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 日本にも巣食う「セナ原理主義」、その「教祖」とも言うべきアイルトン・セナ、今から24年前の1994年5月1日にレース中に事故死しましたが、その最後のマシン、ウィリアムズ「FW16」(1994年)が今月のお話です。前年までの「ハイテク装置」が禁止されたためにさてどうなるか?という中、最強の「F1コンコルド」、シーズン3連覇を狙って、世に登場しました。

 ただ、この車は基本的にアクティブ・サスペンションで操縦安定性を得るコンセプトだったために、それがチャラになった故に大幅な設計変更が必要になりました。そこで恐ろしく「空力的に攻め倒した」マシンになったわけです。特にニューウェイ先生がやったのが後ろのサスペンションのダブルウィッシュボーンのアッパーアームを後ろ車軸中心の位置まで下げ、ドライブシャフトを覆う翼状のカバーを兼ねる事により、ディフューザー上面へ気流がスムーズに通過するようにしました。(現在のレギュレーションでは、この形状は禁止されています。)また、リアウィングの下段ウィングは中央が隆起するブーメラン形状となりました。

 そして迎えたテストではトラブル続出、恐ろしく「神経過敏な」車でこのシーズンに突入することになりました。セナはエストリルでの初テスト後にこの車に対しての「不安」を漏らしていました。そして迎えた運命の第3戦、サンマリノGP、俗に「イモラの悲劇」といわれるレースですが、この不安はついに現実になります。そしてこの悲劇の後、第5戦のスペインGPから施行の新レギュレーションに対応させて、シーズン中盤まで使用しました。

 その運命のイモラですが、初日から「大荒れ」の様相になりました。初日の金曜日、ルーベンス・バリチェロ(ブラジル、ジョーダン・ハート)が最終シケイン、ヴァリアンテ・パッサで時速220km以上で飛び上がり、危うくスタンドへ突っ込みかけたほどの大クラッシュをやらかします。これだけで収まりの付かない次の土曜日、今度はローランド・ラッツェンバーガー(オーストリア、シムテック・コスワース)がヴィルニューブ・コーナーで外側の壁に突っ込んでモノコック全損の大クラッシュ、これでラッツェンバーガーは死亡します。そして迎えた日曜日、レース前に競技役員と1モメしたセナは妙にナーバスでした。決勝レースのスタートではこの週末に「お約束の」クラッシュ劇、スタートでエンストしたマシンに後ろから追突して、その破片がスタンドへ飛び込むという一歩間違えれば、これも「大惨事」になりかねない出来事が起こります。このため、レースはセーフティ・カー先導でしばらく続くことになります。そして迎えた7周目(再開してからでは2周目)、セナは第1コーナー、タンブレロでコースアウトし、コンクリ壁に突っ込んでクラッシュ、その際にマシンの破片がヘルメットを貫通したために、脳死状態に陥り、それが死因とされました。(そう考えると2009年にマッサがブダペストでやったクラッシュ劇は、幸運といえば幸運でしたな。あれも、他のマシンが落としたパーツがマッサの頭部を直撃したわけですから。)

 また、この事故の原因が「狭すぎるコックピット」を指摘する声もあります。セナはステアリングの取り付け位置を気にしており、彼の求める位置にするならば、ステアリングのロッドを短くする必要がありました。そこで、ロッドを2つに分けて、それぞれをつなぎました。事故後のマシンにも、その痕跡が残っていました。他にも「後ろタイヤのパンク」「セナ自身のミス」「トロすぎるセーフティ・カー」など諸説あります。

 ミニカーはアオシマのもの、ただ、後から自分でやったものに比べるとロスマンズの「青」がかなり明るい(本来の色は前作「FW15D」の青の方がそれらしく見えるんですが…。)ような気もしますが、そして「お待ちかねの」諸元はこんなものです。

車名          FW16

デビュー        1994年
全長          4200mm
全高          不明
全幅          不明
ホイール・ベース    2920mm
トレッド(前)     1670mm
    (後)     1590mm
車重           505/525kg(燃料、ドライバー含む)

エンジン        ルノー RS6
形式          水冷レシプロ V型10気筒 DOHC4バルブ(ニューマチック・バルブ)
総排気量        3498cc
ボア×ストローク    94×50.4(mm)(推定)
Vバンク角       67度
最大出力        790馬力以上/14,300rpm以上(推定)
圧縮比         
燃料噴射システム    マニュエッティ・マレリ社製 電子制御
点火システム      マニュエッティ・マレリ社製 電子制御

燃料          エルフ
オイル         エルフ

駆動方式        後輪駆動方式
変速機         ウィリアムズ社製 前進6速 セミ・オートマチック縦置き(+後退1速)
差動システム      ZF社製 リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        カーボンファイバー・モノコック
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式プッシュ・ロッド
       (後)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式プッシュ・ロッド
ブレーキ        4輪ベンチレーテッド・ディスク
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ         グッドイヤー
ホイール        O.Z 13インチ
燃料タンク容量     不明

デザイナー       パトリック・ヘッド/エイドリアン・ニューウェイ
ドライバー       デイモン・ヒル/アイルトン・セナ

 ということで今日のお話はここまで。2週目ということで、今日は町内会の廃品回収です。雨がちな1日になりそうですが、今日も頑張りましょ。
(これ、そんなさも「私、大変なんです~」感を出しっぱにしてんやないんよ、ミーシャ。)
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