回転の逆転

 さて今日はちょっと寒くなってきた中でのお仕事、これまた半泣きで終わらせてきたものの、このあおりでプールに行けない私。今日は水曜日、テニスのお話。1枠目の今週は「名品」、今日はこんなラケットのお話です。
(これ、風邪ひかんようにね、ミーシャ。)

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 テニスにおける醍醐味は、やはり『エースを奪う』ことにあると言っていいでしょう。その爽快感と勝利を求めて選手はプレーするわけですが、野球のようにホームランを打てばいいというわけではなく、ベースラインからベースラインまでの距離23.77mと限られた範囲にボールをバウンドさせなければならないのがテニスの難しいところ。相手に取られないためのスピードやパワーが必要なのですが、同時にスピンをかけることでボールをコントロールしていかなければならないわけです。ただかけるだけではスピードが落ちるだけです。そこで世に出たのがウィルソンの「Steam 99S」(2013年)というラケットです。SET(Spin Effect Technology)を初めて世に送り出したモデルです。フェデラーや錦織圭も試打をして、そのスピンの威力に驚いたコメントをしていました。

 普通のテニスのラケットはガットの本数が縦より横の方が多い(95平方インチで普通は縦16、横18もしくは19本というところが多い、たま~に縦18、横20本とかいうものもあります。)のですが、このラケットは逆に縦より横の方が少ない。 基本的にはガットの本数を少なくすれば、当然ガットの動く量が増えるために回転はかかります。これは、ボールにスピン回転をかける一番大きな要素がストリングの"スナップバック"であることが研究の結果分かったため。インパクト時、ボールとストリングは約1000分の3秒接触するのですが、その際、まずボールが当たった時に一旦ストリングがズレ、次にそのズレたストリングが元に戻る。これは、ストリングには復元しようとする力があるためで、このストリングの"ズレ"と"戻り"の動作を合わせたものがスナップバックで、この動きが大きく、かつ戻るスピードが速いとスピン量も多くなることが分かったんです。

 そこで どのようなストリングの組合せだと実際にスピンが打ちやすいのかを16×10、16×20、8×10、8×20など色々なパターンで検証した結果、ズレが大きく戻るスピードも速いのは、横糸(クロス)が縦糸(メイン)よりも少ない時ということが判明。そして、その[メイン>クロス]という法則を踏まえて調べた時、①コントロール性能を保つ、②面圧を保つ、③ストリングの消耗度を保つ、ためのベストの本数が縦16本×横15本という結論に達しました。 (現在ではこの変形で縦18、横16というものもあります。)私も打ってみましたが、確かに回転はかかる。ただ、昔風のテニスをする方には合わないかな?と思いました。またガットの本数が少ない分、ガットは切れやすくなります。

 という事で今日のお話はここまで。これからちょっと1日の反省をしまして、今日はゆっくり早寝をしようと思います。
(これ、反省はおサルさんでもしてんやわ、アンタは人生を反省せんといかんよ、ミーシャ!)
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