究極の無駄遣い

 ♪あ~きらめま~し~た~ 今~年~のド~ラ~は~ もう 球場にも 行かな~い~ 試~合の度に 誰が投げても~ 打~たれるだけ か~な~し~い~♪(研ナオコの「かもめはかもめ」のメロディでどうぞ)さて愛するタイガース、昨日はカモメをシバいた裏で、ドラちゃんは天敵の鷹にボコされて再び「ドンベ」、まさに「降竜戦」を地で行く中身にグフフのフ。そして昨日はプールでガス欠寸前まで追いやられた後は、大真面目に圭を見ていた「バッテリーの回復の速い」私。今日は水曜日、巨大建造物のお話。今週は「番外」ということで、こんなお城のお話です。
(これ、あんまし飲んでばっかりではいかんよ、ミーシャ。)

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 「ネズミの国」の「眠れる森の美女の城」のモデルになったのは有名ですが、ドイツ南部、バイエルン州の西部、オーストリアとの国境にほど近いホーエンシュヴァンガウというところにある世界的に有名なお城、ノイシュバンシュタイン城が今回のお話です。バイエルン王のルードヴィッヒ2世が1869年に建設を命じ、1886年にとりあえず、完成しました。(この「とりあえず」という理由はあとで出てきます。)これ以後ルードヴィヒ2世はミュンヘンではなく、ここに住むことになります。

 一見すると伝統的な建築方式で造られているように見えるのですが、石造り(ヨーロッパは「石の文化」ともいわれています。また東洋は「木の文化」と言われていますね。ただ、ヨーロッパで「石組み」が主流なのは「地震」を考えなくてもいいという部分があります。)ではなく鉄骨組みのコンクリート及びモルタル製で、装飾過多であり、耐候性や耐久性も低いものでした。(決して「悪徳リフォーム業者の餌食になった」わけではありません。)この城は軍事拠点としての「要塞」としてではなく、また政治や外交の拠点としての「宮殿」として建設されたものでもなく、後述のようにルートヴィヒ2世のロマンティック趣味のためだけに建設されたもので、ドイツの城館に本来は必ずあるべき小聖堂や墓地がこの城にはなく、玉座を後回しにしてもヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟が建設されるなど、実際の住居としての居住性はほとんど考慮されておらず、施設としての実用性は無視された設計になっており、居住にも政務にも(もちろん軍事施設としても)不向きな城です。

 ルートヴィヒ2世は中世騎士道への憧れを強く抱いた人物で、ワーグナーを庇護し、彼の創作する楽劇の世界に酔いしれた、いわゆる“ワグネリアン”でした。膨大な額の援助を彼に施し、「私自身の作品」として自分の中世への憧れを具現化するロマンティックな城を造ろうと決意します。このため城全体のグランドデザインを行うよう指名されたのは建築家でも技術者でもなく、宮廷劇場の舞台装置・舞台美術を担当していた画家のクリスチャン・ヤンクでした。他にもあっちこっちにこの手の城を建設しようと考えていたこのお方は建設費用はほぼ王室費から支出し、バイエルン政府の国庫とは別会計ではあったものの、王室公債などを乱発して借金を積み重ねていきました。プロイセンに対し普墺戦争の損害賠償を未だ抱えていたバイエルン政府はこれに危機感を募らせ、最終的に首相ルッツらは、ルートヴィヒ2世を形ばかりの精神病鑑定にかけ、統治不能としてベルク城に軟禁してしまいました。その翌日、王は主治医とシュタルンベルク湖畔を散歩中に謎の死を遂げました。(ここでポアロもコナンも出てきません。)王がノイシュヴァンシュタイン城に居住した期間は、わずかに102日間でした。ルートヴィヒ2世が亡くなった時点で、ノイシュヴァンシュタイン城は王の構想の一部を実現したに過ぎず、未完成部分を多く残していたのですが、建設工事はこの時点で中止されました。元来実用性の乏しい施設であったため、公的な施設として用いられることはなく、その直後から城と内部は観光施設として一般公開されました。

 その一般公開は4~9月の春夏は9~18時、10~3月の秋冬は10~16時の間ですが、館内の見学はツアーへの参加が必須となっており、麓のホーエンシュヴァンガウにあるチケット売場で事前にツアーのチケットを購入する必要があります。ただし、老朽化その他で一部入場者数に制限を設けています。

 ということで今日のお話はここまで。私も「無駄遣い」をしないようにしているつもりですが、今日も1日、頑張りましょという次第です。
(ほれ、ちゃんと大事に使うんよ、ミーシャ。)
 
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