ポケットの中に

 さて昨日はチョロッと降った雨にやられて再び「迷彩塗装」になったウチとこの車を洗うか、洗わないかでお悩みの私。今日は日曜日、ミニカーのお話。3枠目の今週は「ミニカー・ブランド大図鑑」、今日はこんなお話です。
(これ、パパとアンタが洗った後は絶対雨になるんやからさぁ、ミーシャ。せやけど、お兄ちゃんがやった後はきれいになるんやけどね~。)

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 今月はこちら。巨大スケール(1/8)でおなじみの「ボケール」じゃなかった「ポケール」(pocher)というブランドです。1952年にイタリアのトリノで創業し、当初は手作業で鉄道模型と、1/8スケールのクラシックカーの自動車模型を製造していました。イタリア最初の精密模型メーカーとして、アルナルド・ポケール (Arnaldo Pocher ) とコラッド・ムラトーレ (Corrado Muratore ) によって『ポケール ミクロメッカニカ 合名会社』 (Pocher Micromeccanica snc ) が設立された。アルナルド・ポケールは創業前に彫金学校に通っていました。その後、鉄道模型の製造を続け、1963年、創業者の一人であるコラッド・ムラトーレが同業のリバロッシに株式を売却して、会社を退きました。リバロッシはポケールの総代理店となり、ポケール製品をリバロッシの販売網に乗せて展開しました。しかしながら、経営と製造はリバロッシには縛られずに継続していました。(この経緯はリバロッシがポケールの精密射出成型の技術に目を付けたからです。)

 リバロッシは精密な金属製の鉄道模型を製造しており、これからの素材としてのプラスチックに着目していたからなのですが、奇しくもポケール社はこのリバロッシの傘下に入ったことにより、一方で精密な金属部品の製造が可能となり、1961年に自動車模型に参入しました。当初、選ばれた題材はクラッシックカーのラインアップでした。(ポケールはフィアットからの依頼で縮尺1/13のフィアット1300を製作しました。)大スケールのこれらの自動車模型のマーケットは完全にオトナのもので、実際のクルマが買えるほどの大金を投じてハンドメイドの模型を購入する顧客層があったため、その高価な値段でも充分販売が可能だと考えてのことでした。特筆すべきはリバロッシ社の金属加工技術を導入したワイヤースポークホイールで、その素晴らしい出来栄えがなければ1/8スケールという大スケールでのクラッシックカーは成立しなかったといわれています。1968年、アルナルド・ポケールは会社とブランド、そして株式をポケールの代表として復帰したコラッド・ムラトーレに与え、会社を退きました。

 その後、アルナルド・ポケールの弟子のジャン・パウロ・アルティニ (Gian Paolo Altini )が新責任者となり、工場の移転、そのアルティにの死去などのドタバタが起こり、1980年に生産設備はリバロッシのコモ工場へ移されました。この移転により、クラシックカーの新規開発は終了し、これ以後、現代の自動車と、かつてのクラシックカー製品の派生製品のみを生産するようになりました。そしてリバロッシはムラトーレから株式を買い取り、完全子会社にしました。その後リバロッシ・グループの業績悪化に伴いグループは2004年に現在の親会社、イギリスのホーンビィに買収されました。2013年のニュルンベルク国際玩具見本市にて新金型を使用した1/8スケールランボルギーニ・アヴェンタドールのキットを発表しました。

 タミヤのプラモデルとは違い、やたらとパーツが割られている(間違っても、夜の校舎のガラスを割って回ってはいけません。)ため、恐ろしく作るのに難儀をする、またこの細かい割りになると、「どうなる、こうなる」がわかりにくく、得てしてフォルムが崩れる(間違っても、私の体形が崩れているわけではありません。)きらいもあり、日本の感覚からするとえらいことになってしまうことは多々あります。

 ということで今日のお話はここまで。今日もあれこれとドタバタになりそうですが、することはキッチリとしておきましょ。
(ほれ、あんましドタバタではいかんよ、ミーシャ。)

 
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