レトロの復活

 さて最後の月に入った今日、またもや上と折り合いの悪い私。まぁ変わるのはほぼ間違いないところですが、もう1年とかになるとちょっと難儀をするでしょうねと思う中、このお話を書いています。今日は水曜日、巨大建造物のお話。1枠目の今週は「野球場」、今日はこんなお話です。
(これ、折れるところは折れんといかんよ、ミーシャ。)

camden-yards-1622636_960_720_convert_20170301185219.jpg

151584bd_convert_20170301185209.jpg

 今月はこちら。アメリカ、メリーランド州ボルチモアにある「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」(Oriole Park at Camden Yards)という球場です。メジャーリーグのボルチモア・オリオールズが本拠にしている、1992年開場の45971人収容、天然芝の球場です。名前の由来はオリオールズの本拠地であることがわかりやすい「オリオール・パーク」、建設地に以前あった操車場の名前からとった「カムデン・ヤーズ」など様々な名前が候補に挙がりましたが、球団オーナーのエリ・ジェイコブスは「オリオール・パーク」を、メリーランド州知事のウィリアム・ドナルド・シェーファーは「カムデン・ヤーズ」をそれぞれ推し、結果的に妥協するかたちで両案を組み合わせた名前になりました。左右非対称のフィールドはセンター123.7m、レフト112.2m、ライト97.5mと右中間までが比較的遠く、高さ25フィート(約7.6m)のフェンスもあるため、左打者には本塁打が出にくい球場です。また内野の芝が長い目のため、内野手は肩の強さも求められます。

 元々新球場の建設に当たっては、当時の球場はほとんどNFL(アメフト)との共用だったという時代があったことと関係しています。アメフトは長方形のフィールド形状のため、扇型の野球場でやるにはちょっと無理のある形状になってしまいます。そのため、急こう配の高いフィールド、やたらと広いファール・グラウンド(見る方が間延びします。)、そして人工芝(意外に思われますが、天然芝と人工芝では人工芝の方が体にかかる負担は大きいんです、これは天然芝の下は土、人工芝の下はコンクリートがほとんどという硬さの問題から来ています。)など、ちょっと厄介なものでした。

 そこで当時のオリオールズ副社長ジョー・フォスが「街とチームの歴史や伝統を生かしつつ、今のファンが見たこともないようなボールパークを作りたかった」 と語った通りの斬新な球場でした。「レトロ回帰」をコンセプトに以上の特徴を兼ね備えたカムデンヤーズは野球ファンに大受けし、オリオールズの観客動員は前年比100万人増を記録しました。その後、この新古典主義の球場はクリーブランドやデンバーにも建設され、やはりインディアンスやロッキーズの観客は大幅増。以後、「球場を建てれば客が来る」と言わんばかりの新球場建設ラッシュとなりました。また、日本のMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島のコンセプトやデザインにも影響を与えています。

 またこのボルチモア・オリオールズは1988年シーズン、開幕から21連敗というメジャーリーグの記録を作っています。(通算ではフィラデルフィア・フィリーズの23連敗(1961年)というものがあります。)監督のカル・リプケン(父)を6試合経過後に解任し、あれこれやったものの、なかなか結果が出ない(決して、「私と同じだ~!!とは言ってません。)、何とか22試合目のホワイトソックス戦で連敗はストップしたものの、その次の試合も負けて、4月は1勝22敗という「ありえね~」コケぶり、しかし、5月2日、2週間ぶりに地元に戻ってきたチームを、ボルティモアのファンは温かく迎えていました。開幕戦以来の大観衆を集めたメモリアル・スタジアムで始球式の大役を務めたのは、あのDJリヴァーズでした。

o0400026612464971863.jpg

 そしてここを語るに外せない「クラブケーキ・サンドイッチ」、カニの身をほぐして焼いて、はさんだサンドイッチですが、これがまたおいしいんです。以前に「野球場のグルメ」で語ったこともありましたが、一度ご賞味あれということで、今日のお話はここまでに…。
(これ、な~んか最後は無理やり締めたやろ、ミーシャ。)

 
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ミーシャ

Author:ミーシャ
FC2ブログへようこそ!

コアラの時計

by Animal Web Clock
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2カウンター
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
検索フォーム