傾向と対策(3)
さて今日はお休み、でも国税にパスポートに番号にとドタバタした中、危うく失くしかけた私。今日は木曜日、テニスのお話。3枠目の今週は「戦術」、今日は何度か書いていますが、こんなお話です。
(これ、またアンタえらいもんを落としたとか言うんやないやろね、ミーシャ。)
今回はそんな「地に足をつけるべき」私にぴったりのクレー(土)コートのお話です。日本のクレーコート(学校なんかによくあるやつです。)は「真砂土」(黄色い土)、アメリカではグリーンカレーじゃなかったグリーンクレー(緑色の土)、そしてヨーロッパでは「レッドクレー」(「アンツーカ」というのはフランス語です。)と呼ばれる赤土のコートが出てきます。このクレーコートというものは以前にも何度か書きましたが、芝やハードコートに比べて球足が遅く、サービスエースが狙いにくい傾向にあります。つまり、パワーショットでガンガン押す選手よりも、機動力を活かして相手を追い込む選手の方が有利なのです。(そう考えると、「ドM」な方が大好きなコートというのはわかるような気がしますね。)しかし、押しなべての特徴が、「ネットプレー主体の選手でクレーを得意にしている選手はほぼいない」という特徴があります。
球足の遅いクレーでは浅いボレーや広角のボレーは有効であるものの、あくまでも来た球を返すのがネットプレーであり、ストロークのように様々な球種を打ち分けられるわけではないため、クレーのほうが有効なネットプレーのスタイルというものがあるわけではありません。クレーでも強いネットプレイヤーというのは、能力が高いからプレー出来ているということが多いんです。(特にエドバーグなどは、あの「クレーの魔王」ムスターでも完全にカモにしていました。)
ということは「相手を振り回すだけ振り回して、そのできた穴を突く」という形になってきます。考え方として、「100本ラリーが続いた」 → さて、あなたはこの時どう考えますか?答えは2つ。(ここで、司会者が片肘ついて聞いていくわけではありません。)
(1)100本も打ち合いが続いてるの~!!
この時、あなたは大分と「参っている」状態ですね。ここで次にあなたが思うのは「この1本で決めてやろう」と思うわけです。とはいえ、得てしてそんな時の1発は外す例がほとんど、そこでさらにガックリとくるわけです。
(2)100本続いた、じゃ、101本目をやってみましょ♡
クレー・スペシャリストに多い思考方式です。ラリーが続けば続くほど「アスリート・ハイ」な状態がエスカレートするアナタです。得てして草トーナメント関係者には一番嫌がられるパターンの方ですが、ホントに強いのはこんな方です。
逆に対策としては、長い試合になりがちのため、ペース配分が必要になってきます。どこで締めるか、どこで割り切るかを考えないと、最後にガス欠になる(この典型例が1984年のフレンチ・オープンの男子シングルスの決勝、レンドル vs マッケンローです。)ため、それなりの計算が必要になってきます。
ということで今日のお話はここまで。出すものはぜ~んぶ終わりました、後はややこしい上との折り合いをどう決着付けるかですが、その辺も「時間」を考えながら、動きましょという次第です。
(ほれ、あんまし気にしたらいかんよ、ミーシャ。)
(これ、またアンタえらいもんを落としたとか言うんやないやろね、ミーシャ。)
今回はそんな「地に足をつけるべき」私にぴったりのクレー(土)コートのお話です。日本のクレーコート(学校なんかによくあるやつです。)は「真砂土」(黄色い土)、アメリカではグリーンカレーじゃなかったグリーンクレー(緑色の土)、そしてヨーロッパでは「レッドクレー」(「アンツーカ」というのはフランス語です。)と呼ばれる赤土のコートが出てきます。このクレーコートというものは以前にも何度か書きましたが、芝やハードコートに比べて球足が遅く、サービスエースが狙いにくい傾向にあります。つまり、パワーショットでガンガン押す選手よりも、機動力を活かして相手を追い込む選手の方が有利なのです。(そう考えると、「ドM」な方が大好きなコートというのはわかるような気がしますね。)しかし、押しなべての特徴が、「ネットプレー主体の選手でクレーを得意にしている選手はほぼいない」という特徴があります。
球足の遅いクレーでは浅いボレーや広角のボレーは有効であるものの、あくまでも来た球を返すのがネットプレーであり、ストロークのように様々な球種を打ち分けられるわけではないため、クレーのほうが有効なネットプレーのスタイルというものがあるわけではありません。クレーでも強いネットプレイヤーというのは、能力が高いからプレー出来ているということが多いんです。(特にエドバーグなどは、あの「クレーの魔王」ムスターでも完全にカモにしていました。)
ということは「相手を振り回すだけ振り回して、そのできた穴を突く」という形になってきます。考え方として、「100本ラリーが続いた」 → さて、あなたはこの時どう考えますか?答えは2つ。(ここで、司会者が片肘ついて聞いていくわけではありません。)
(1)100本も打ち合いが続いてるの~!!
この時、あなたは大分と「参っている」状態ですね。ここで次にあなたが思うのは「この1本で決めてやろう」と思うわけです。とはいえ、得てしてそんな時の1発は外す例がほとんど、そこでさらにガックリとくるわけです。
(2)100本続いた、じゃ、101本目をやってみましょ♡
クレー・スペシャリストに多い思考方式です。ラリーが続けば続くほど「アスリート・ハイ」な状態がエスカレートするアナタです。得てして草トーナメント関係者には一番嫌がられるパターンの方ですが、ホントに強いのはこんな方です。
逆に対策としては、長い試合になりがちのため、ペース配分が必要になってきます。どこで締めるか、どこで割り切るかを考えないと、最後にガス欠になる(この典型例が1984年のフレンチ・オープンの男子シングルスの決勝、レンドル vs マッケンローです。)ため、それなりの計算が必要になってきます。
ということで今日のお話はここまで。出すものはぜ~んぶ終わりました、後はややこしい上との折り合いをどう決着付けるかですが、その辺も「時間」を考えながら、動きましょという次第です。
(ほれ、あんまし気にしたらいかんよ、ミーシャ。)
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