富士の裾野

 さて先ほどニュースを見ていると、金正男の暗殺というお話に「!」と思う「野次馬な」私。やったのは北の工作員ということですが、このお話の行きつく先がさて、どうなるか?という今日は水曜日、巨大建造物のお話。3枠目の今週は「サーキット」、今日はこんなお話です。
(これ、アンタも、途中でブッスリといかれるんやないの、ミーシャ?)

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 今月はこちら、静岡県駿東郡小山町にある「富士スピードウェイ」です。1966年(昭和41年)に開場、当初のコースは4400mでしたが、2005年に改修され、現在の4563mのものになりました。当初は丸紅が運営主体でしたが、その丸紅の副社長、森長英から建設省(当時)に話を持ち掛けました。既にあった鈴鹿サーキットはホンダのサーキットであり、また、当時は二輪レース用のサーキットと思われており、四輪レースにも十分な幅員を持つサーキットが望まれていました。(このことからもわかるように、当時の財界の評価としては「ホンダはしょせん、オートバイ屋の成り上がり」という位置づけでした。このため、慣例としてトヨタと日産の両社から交互に出す日本自動車工業会の会長をホンダから出したのはつい最近の事です。)当初はデイトナ・スピードウェイ(アメリカ)のようなオーバル・コースを予定していましたが、現地を視察したスターリング・モスが「こんな地形でオーバルコースを作るとはナンセンスも甚だしい」と指摘した通り、山麓の傾斜地という立地条件からオーバルコースの建設が困難なことが判明し、改めてヨーロッパ式のロードコースとしてサーキットを建設することとなり、1966年に開場しました。

 その後、1976年(昭和51年)にはF1日本初開催となるⓕ1世界選手権イン・ジャパン、1977年には正式に日本グランプリの名を冠して第2回大会を開催されました。第2回は1コーナーでジル・ヴィルヌーヴ(フェラーリ)のマシンが宙を舞い、立ち入り禁止区域にいたカメラマンとそれを排除しようとしていた警備員に激突、あわせて2名が死亡する事故が起きました。運営の赤字やこの事故の影響により翌年の開催はキャンセルされ、1987年(昭和62年)に鈴鹿サーキットで開催されるようになるまで、F1の日本開催は中断することとなりました。

 そして1980年代初めに、このサーキットは「廃止」騒動に巻き込まれることになります。しかし、1986年(昭和61年)に存続が決定し、1990年代にピット棟やコントロールタワーなどが改修されたとはいえ、施設の全体的な老朽化は否めず、1997年(平成9年)の横山崇と光貞秀俊、1998年(平成10年)の太田哲也、2002年(平成14年)の道上龍の大事故にも繋がるソフト、ハード両面の旧態化が進行し、FIAの基準を満たしていない施設が幾つも存在していたなど安全性の面でも懸念が高まっていました。2000年(平成12年)、トヨタ自動車が三菱地所から同社株式を買収して正式に傘下に収め、2003年(平成15年)9月から営業を停止して改修工事を開始、2005年(平成17年)4月10日にリニューアルオープンした。新コースはセパンサーキット(マレーシア)や上海インターナショナルサーキット(中華人民共和国)など、1990年代後半から2000年代にかけて新規にF1を開催しているサーキットのほとんどでそのデザインを担当しているヘルマン・ティルケの手によるものです。

 そして2007年、このサーキットに再びF1が戻ってくることになります。これはホンダとトヨタのパワー・ゲームの果ての結果ですが、「2007年、2008年は富士、以降は鈴鹿と隔年でやる」ことになったのですが、2009年に富士側がF1からの撤退を表明したことで、再びF1は鈴鹿で行われることになりました。現在ではWEC(世界耐久選手権)、SUPER GT、スーパーフォーミュラなどに使われています。

 コースはこんなものです。
(1)ホームストレート  
富士スピードウェイの特徴といえば、何と言っても国内最長1475mの超ロングストレート。現在は安全面の強化が重視されているため世界的にも1.4kmを超えるストレートを持っているコースは限られていますが、富士スピードウェイは1966年のオープン以来、コースの“顔”の一つとなっています。

(2)第1コーナー~コカ・コーラ・コーナー
1コーナーは鋭角のヘアピン。時速300kmから一気に80kmまでフルブレーキングで減速。そこから下ると次に現れてくるのがコカ・コーラコーナー。中速の単体左コーナーですが、直後から始まる第2区間のタイムに大きく影響する重要なコーナー。ここで攻め切れないと直後の100R、ヘアピンへの進入スピードが上がらずタイムロスになってしまいますし、逆に攻めすぎるとコースアウトやスピンのリスクもあります。

(3)ヘアピン~ダンロップ・コーナー
高速の100Rを抜けるとグランドスタンドからも見渡す事が可能なヘアピンが出てきます。ここは下り坂になるため、ドライバーの技量もかなり重要になってくるコーナーです。ヘアピンを抜け、全開で駆け抜ける300Rを通過すると、1コーナーと並んで追い抜きポイントとなっているダンロップコーナーにやってきます。1コーナーは長いストレートからのヘアピンでしたが、ここもそれに近い全開区間からのシケインとなっているため1コーナー同様にブレーキング勝負の追い抜きバトルが展開されます。

(4)そして1周が終わります。
ダンロップコーナーからの第3区間に入ると、今までの直線重視のレイアウトが一転。コーナーが連続するテクニカル区間に突入します。13コーナー、プリウスコーナー、最終のパナソニックコーナーと連続して曲がる複合区間で、どのコーナーも最初は緩く、だんだんキツイ角度のカーブが待っている形なので、減速からマシンの向きを変えて加速するまで、一瞬も気を抜くことができない区間が終わるとまた新しい周に入ります。

 ということで今日のお話はここまで。、今日のお仕事を終わらせると、明日はお休みです。今日も1日、無理なく、無駄なくという次第です。
(ほれ、あんまし悩みなや、ミーシャ。)
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