ライオンハート

♪F1で勝つた~め、そのために生~まれて来たんだ~、あきれる~ほど~に~、いつも、爆発、炎上~さ~、眠ったお~獅子は~、結局眠った、ライオンハート~♪(SMAPの「らいおんハート」(2000年)のメロディでどうぞ)さて最近、日本ハムファイターズの杉谷拳士が結構面白いため、ゲラゲラと動画サイトを見る中で、昨日はちょっと喉の痛いのを、ワインで消毒していた「アホな」私。そのため、実家に行くのもちょっとパスしましての今日は日曜日、ミニカーのお話。2枠目の今週は「F1」、今日はこんなお話です。
(これ、今回はうまいこと「♪」が入ったんと違う、ミーシャ?)

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 今月はこちら。先月のマクラーレンの「2股疑惑」(ここで「ゲス不倫」と言ってはいけません。)の果てにロン・デニスが選んだプジョー、そのV10エンジンを積んだ「MP4/9」(1994年)というモデルです。SWC(スポーツカー世界選手権)、ル・マン24時間2連覇など鳴り物入りの実績を引っ提げて、F1に殴り込んだプジョーが唯一トップ・チームと組んだモデルです。

 1994年シーズンから「ハイテク兵器」(俗にいうところの「F1ハイテク3種の神器」、フルAT、アクティブ・サスペンション・トラクション・コントロールなどです。)が禁止になり、それに合わせて車体のデザインはMP4/8の基本コンセプトを守り、プジョー・エンジン用に修正を施したものです。サイドポンツーンの前端がMP4/8ではコクピット・サイドにあったのですが、MP4/9ではコクピットの後端まで後退しており、コークボトルの絞り込みもきつくなっています。またF1では史上初めてクラッチ・ペダルを廃してアクセル・ブレーキの2ペダルとし、油圧式アジャスタブル・ディファレンシャルを開発して組み込むなど、新技術が盛り込まれました。(現在のF1では2ペダルがほとんどです。これは最近の踏み間違い事故対策としても有効じゃないかなと思うんですが…。)またパージ・ボード(整流板)を標準装備し、これは以降のトレンドになりました。

 またプジョーはF1に参入するのは時間の問題と言われていました。その理由はSWCが1991年からF1世界選手権に対抗して、3.5リッター・自然吸気エンジンを導入したものの、既存メーカーとケンカ別れの果てに1992年シーズンを持って消滅するため、その3,5リッター・エンジンの行き場を考えたという説があります。その際、プジョーはシャシーも自社製でやる予定でしたが、予算の関係でエンジンのみとなりました。しかししかし、ルマン、ラリーなどやったカテゴリーには必ず勝っているプジョー、この名前の力は大きい、またホンダに去られて1年ジャッド・エンジンでつないでルノーと組んだ当時大成功のウィリアムズの例もあるからというロン・デニスの読みもありました。

 そして迎えた1994年シーズン、「生みの苦しみ」、先述のルノーとの違いは「ルノーにはF1の経験があるが、プジョーにはそれが全くない」こと、その読みの甘さにロン・デニスは悩まされ続けました。ドライバビリティに欠ける車、度々火を噴く「ゴジラ」のようなエンジン、初物尽くしと言ってしまえばそれまでですが、名門マクラーレンでも「猛獣使い」にはなれませんでした。象徴的だったのは第7戦、フランスGP、プジョーにとっては地元ですが、2台ともエンジン・ブロー(注釈)を起こします。そしてそれは同国のライバルであるルノーの看板の前でやらかしたという「屈辱物」でした。またその次のイギリスGPではスタート直後に、マーティン・ブランドルが後方グリッドにいたマーク・ブランデルを「危うく燻製にするところだった」と述べるほどのエンジン・ブローをやらかすなど散々な結果でした。後半戦からは信頼性も上がったものの、1980年以来14年ぶりの未勝利に終わり、チームは複数年契約だったプジョーとの契約をこのシーズンのみで打ち切りました。

 ミニカーはサンクスのマクラーレン(2009年)から、それをデカールで加工しています。そしてお約束の諸元はこちら。

車名          MP4/9

デビュー        1994年
全長          4420mm
全高           990mm
全幅          2000mm
ホイール・ベース    2845mm
トレッド(前)     1690mm
    (後)     1615mm
車重           515kg(燃料、ドライバー含む)

エンジン        プジョー A4/A6
形式          水冷レシプロ V型10気筒 DOHC4バルブ/5バルブ
総排気量        3499cc
ボア×ストローク    
Vバンク角       80度/72度
最大出力        700馬力/14,250rpm 760馬力/14,500rpm
圧縮比         
燃料噴射システム    TAGエレクトロニクス社製 デジタル電子制御
点火システム      TAGエレクトロニクス社製 電子制御

燃料          シェル
オイル         シェル

駆動方式        後輪駆動方式
変速機         前進6速 セミ・オートマチック縦置き(+後退1速)
差動システム      ZF社製 リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        カーボン・コンポジット・モノコック
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式プッシュ・ロッド
       (後)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式プッシュ・ロッド
ブレーキ        ブレンボ社製 4輪ベンチレーテッド・ディスク(カーボン製ディスク)
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ         グッドイヤー
ホイール        スピードライン 13インチ
燃料タンク容量     

デザイナー       ニール・オートレイ/アンリ・デュラン
ドライバー       ミカ・ハッキネン/マーティン・ブランドル/フィリップ・アリオー

 ということで今日のお話はここまで。今晩はとりあえず「大河」を見てみましょというところですが、ちょっとお悩みの部分もある次第です。
(これ、あんまし気にせんときね、ミーシャ。)

(注釈)エンジン・ブロー  エンジンが何らかの故障や異常によって、著しいダメージをくらうことです。レシプロエンジンの場合、外部からの強い衝撃によるシリンダー・ブロックやクランク・シャフトなどの物理的な損傷や焼きつきによる固着、コネクティング・ロッドの折損、ピストンの溶解、吸排気バルブステムの折損、バルブとピストンの干渉、ヘッドガスケットの吹き抜けなどをまとめてエンジンブローと呼ぶことが多いものです。
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