唯一の戦後

 さてお外は雨、そんな中、今日も真面目に(一方的に)お話を書いている私。そして女子高生相手の連敗はようやく止まった今日は土曜日、総括が入る関係での「映画」のお話。4枠目の今週は「ドラマ」、先日、2019年の大河ドラマがオリンピックと東京を題材に「現代」を舞台にするということでしたが、今日はそこから「史上唯一、昭和を扱った」大河ドラマのお話です。
(これ、ママがよう見とったね、ミーシャ。)

 NHKの大河ドラマは戦国、幕末、平安時代の3つに分かれることが多いのですが、その中でも唯一、戦後(太平洋戦争後)を描いた作品があります。三田佳子が主演をやった「いのち」(1986年(昭和61年))という作品ですが、大河としてはかなりの異色作で、脚本が橋田壽賀子という事で、その作風から連続テレビ小説の拡大版と言った方が近いものです。歴史上の人物が登場しない唯一の大河であり、ナレーションでも歴史人物の名前が出るのは池田勇人(内閣総理大臣)ただ一人、それも一回だけとなっているが、農地改革とこれに伴う地主の没落、高度経済成長下の農村、集団就職、オイルショックなど戦後の主要事件はほぼ描かれており、歴史と全く無関係のドラマとは言い切れない部分もあるんです。

 あらすじはこんなところで…。
 1945年(昭和20年)8月18日、終戦の4日後、東京から弘前へ帰る列車の中に高原未希と佐智という2人の姉妹(三田佳子、石野真子)がいました。その中には生涯の友となるハル(泉ピン子)もいました。弘前へ帰ってしばらく、その中で母、千恵(久我美子)をなくしたことで未希は医者になろうと思いました。しかし、戦後の混乱期、「農地改革」により元々地主だった高原家は所有する土地をすべて失ってしまいます。この時に剛造(伊武雅刀)と出会うのですが、誤診により、剛造の妻、初子(山咲千里)を死亡させてしまいます。自信を取り戻すためにアメリカへ留学した後、周囲の反対を押し切って剛造と結婚して弘前で診療所を開いていたのですが、町村合併の中で東京に移転することを決めます。「1年だけ」ということでしたが、新興住宅地のため、医者が追い付かず、結局そのまま東京で医院を続けることになりました。

 そして集団就職で征子(岸本加世子)が上京。しかし慣れない惨状を見かねたハルは征子を引き取り、都内の難関全日制高校へ進学させ、大学まで出し医者にさせるほど征子に愛情を注いだ。同じ頃、剛造と初子の息子・竜男(新藤栄作)も継母の未希を頼って上京、竜男は都内の高校から大学の経済学部へ進学し、卒業後しばらくして征子は竜男と結婚。その新婚旅行の最中、オイルショックが起こり、これに対応して乗り切った竜男は、やがて病院の実務を切り回していくことになります。

 一方、青森で父と暮らした典子(高木美保)との確執は収まらず、結婚式の日、典子は未希が用意した婚礼衣装に袖を通さず、初子の形見の着物を身につけて式に臨むが、姑のテル(菅井きん)が痴呆症にかかり、未希は彼女を東京に引き取り介護する事で和解する。やがてテルは未希に看取られて死去。それから間もなく親友のハルも亡くなります。やがて、竜男による医療保険不正請求事件が発覚。その中で病院の経営状況が火の車であり、やむなくしていた事を聞かされた未希は愕然とするのでした。

 剛造が長年のリンゴの品種改良の努力が実って、農業賞を受賞。喜びも束の間、剛造もまた病に冒される。未希は延命治療を拒み、そのまま剛造が死去したことにより、典子は未希と完全に決裂してしまいます。しかし、失意の未希に清吉(大坂志郎)は剛造が生前農業雑誌に寄稿していた記事(品種改良の結果できた新種のリンゴの名を未希にちなんでつけたことと未希への感謝の念が書かれていました)を見せてくれ、それを読んだ未希は喜びに涙する。その記事は典子も読む事となり、剛造の未希への愛情を知り、典子が未希に土下座して謝罪、和解します。その後、東京の医院は征子に任せ、未希は離島の診療所へ赴く。そして「いのち」を守るため、今日も診療を続けるのでした。

 このドラマは母親が病院勤めをしていたという事から、なぜかよく見ていました。またリンゴの新種「未希ライフ」はこのドラマにちなんでつけられました。(このドラマのリンゴ農家の描写を開発者が指導したためです。)さらには佐智役の石野真子、この方はキューバでは大スター扱い、これはこのドラマがキューバで放送された際に、一躍有名になったからです。そしてこのドラマは歴代の中ではちょっと評価は低いのですが、「僻地医療」「社会保険制度とその破綻」「高齢化社会と介護」と現在の医療で深刻な問題になっていることを、30年以上も前にドラマのテーマとしてやったことは、もっと評価されて良いと思うんですが…。

 ということで今日のお話はここまで。今日はちょっとドタバタになることになりそうですが、段取りよく進めましょという次第です。
(ほれ、慌てたらいかんよ、ミーシャ。)

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