両手の人でも片手

 さて最近、女子高生相手に連敗が続いている「カモな」私。その理由は隣のレーンにいた女子高生に最後の最後で差されっぱなしということなんですが、そんなお話はさておいての今日は木曜日、テニスのお話。3枠目の今週は「戦術」、今日は最近よく見る、こんな例のお話です。
(これ、アンタは「差された」やなくて、「刺された」んやないの、別れ話のもつれからさぁ。ミーシャ。)

 最近のプロはバックハンドは圧倒的に両手で打つ方が多いんです。例えば、女子はほとんど、男子でもジョコビッチ、ラオニッチ、マレー、圭などがそうですが、特に男子の場合、強打する時は両手だけど、追い込まれた時などは片手でスライスを打つという方が結構います。元々始めたのはマツコ・デラックスじゃなかったマッツ・ビランデル、ミカエル・ペルンフォルスなどが1980年代後半に始めたのですが、この理由は当時は3つありました。

(1)両手はどうしてもリーチが狭くなる
ラケットを両手で握っているため、片手では完全に背中を見せて追いつくようなボールでも、その反対側の手が入る関係で、リーチが短くなってしまいます。
(2)それをカバーしようとすると余計に脚力が必要になる
そのリーチの関係で、ボールに対しちょっと近づかないと打てないため、その分あと1歩の足が必要になります。
(3)ネットプレーに移行しやすい
ネットに詰める際に打つショットをアプローチ・ショットと言います。フォアハンドの場合は多少強打する例もありますが、バックハンドの場合はほとんどがスライスで打ちます。この理由はスライスはある程度ゆっくり振ることができるため、体を安定させられるということからです。両手だと、強打しかできないため、そのシバいたボールのままでは時間的な余裕がなくなってしまいます。またこのバックハンドのスライスの動作を短くしたものが「バックハンド・ボレー」になります。

現代テニスではもう1つ理由が入ります。
(4)ペースを変える
ある程度、同じテンポで打ちあってしまうと、いざ、バウンドやスピードが変わった際にタイミングを合わせるのが難しくなってしまいます。これが「メカの素」じゃなかった「味の素」でもなかった「ミスの素」です。(間違っても、パンダが笹笛を拭いた後に、何やら気味悪い形のロボットが大量に出てくるわけではありません。)

 「じゃ、両手でスライスは打てないの、ミーシャ?」という声も上がりますが、これは「両手でもスライスは打てます。」、ただし、得てして加減しすぎになってドロップ・ショットのような短いスライスになってしまう例がほとんどです。その代表例はアランチャ・サンチェス・ビカリオ、彼女も両手でしたが、スライスも両手で打っていました。そのため、手を放すタイミングが悪く、そのスライスはとても威力のないものでした。

 ということで今日のお話はここまで。そろそろこのお話も7年目に突入しますということで、過去のデータを整理する次第です。
(これ、あんまし無茶苦茶せ~へんのよ、ミーシャ。)

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