任期途中

 さて最近、ちょっと疲労の残る私。今日は火曜日、映画のお話。2枠目の今週は「ミーシャのマニアック映画劇場」、今日がアメリカの大統領選挙の投票日から、こんな作品のお話です。
(これ、ま~たそんなマニアックなネタなんやから、ミーシャ。)

 ご存知のように、アメリカの大統領は任期4年、再選は1度だけという規定があります。(憲法修正22条)、また任期途中でその職から外れた場合は「大統領継承法」なる法律において、そのなるべき順番を定めています。(序列1位は副大統領です。)大統領が任期途中で死亡した場合は何例かあるのですが、史上唯一、任期中に辞任した例があります。第37代リチャード・ニクソン(1913-1994)がその例なのですが、そのニクソンの半生を描いた「ニクソン」(原題 Nixon)(1995年 アメリカ)という作品です。特に辞任のきっかけとなった有名なウォーターゲート事件、そして精神的に追い込まれていくニクソンの姿に焦点が当てられています。

 あらすじはこんなところで…。 
1972年6月17日、ワシントン・ウォーターゲート。民主党全米委員会が開かれているホテルの一室に忍び込んだ5人の男が逮捕された。大統領関係者が盗聴事件に係わっていたという、ウォーターゲート事件の幕開けであった。彼らの行動をチェックしていたホワイトハウス臨時顧問のハント(エド・ハリス)から連絡が入り、首席補佐官のハルデマン(ジェームズ・ウッズ)、法律顧問ディーン(デイヴィッド・ハイド・ピアース)、国内問題顧問アーリックマン(J・T・ウォルシュ)ら、ニクソン大統領(アンソニー・ホプキンス)の側近たちは色めきたった。捜査の手はハントや同僚のリディにまで及ぶ。リディは〈鉛管工グループ〉と呼ばれる組織に所属していた。それは米政府極秘情報漏洩を防止するために組織された秘密活動グループだった。ハルデマンらはホワイトハウスに内通者がいるのではないかと疑い、やがてハント自身がリークしたことを突き止めた。やがて、ニクソン政権がCIAとの関係を保つために行った、ビッグス湾事件(1961年にケネディ政権がキューバ侵攻に失敗した事件)の隠蔽工作の一部始終をハントが握っており、その全貌が明らかになる恐れがあった。ニクソンは1913年1月9日、カリフォルニア州で雑貨商を営む貧しいアイルランド系の5人兄弟の次男として生まれた。1950年に下院議員選に出馬、マッカーシーの非米活動委員会でタカ派として名を馳せる。やがてのちの法律顧問となるミッチェル(E・G・マーシャル)と補佐官になるキッシンジャー(ポール・ソルビノ)と知り合い、大富豪ジョーンズの後ろ楯も得た。そして1963年のジョン、1968年のロバートのケネディ兄弟の暗殺を経て、1968年に彼はついに大統領に就任。妻パトリシア(ジョアン・アレン)の心配をよそに、彼は己の信じる道を邁進し、図らずもいばらの道を進んだ。FBI長官フーヴァー(ボブ・ホスキンス)は、キューバのシンジケートと繋がりがあった。1972年には念願だった中国との国交も回復させ、パリ平和会談を成功に導き、ヴェトナム戦争も集結させるが、直後にウォーターゲート事件が発覚。ニクソンは「なぜ俺だけが責められるんだ!」と叫ぶが、それは政界で泥まみれになった男の悲痛な叫び声だった。やがて1974年に大統領を辞任した。

 なお、この憲法修正22条ですが、任期途中で大統領に昇格した場合は、その任期が残り2年以内であれば、その後の大統領選挙に2度挑戦できるという規定があります。この場合、最高で10年間在任出来ることになります。またアメリカの選挙は火曜日に行われますが、その理由は19世紀にまでさかのぼります。首都へ投票に行くためには行きに丸1日以上、帰りも1日かかっていました。また、キリスト教における安息日(日曜日ですね。)には移動ができません。だから火曜日なのです。

 ということで今日のお話はここまで。何やら雨が降りそうな感じですが、終わらせる部分をきっちり終わらせまして、今日も1日、頑張りましょ。
(ほれ、あんまし無理したらいかんよ、最近、ちょっと弱っとってのように見えるんやからさぁ、ミーシャ。)
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