バット・モービル

 さて昨日はワイン1本ひっかけながら、大真面目に見ていたプロ野球、広島カープの25年ぶりの優勝の裏で、また負けたタイガースに少々、手が震える私。今日は日曜日、ミニカーのお話。2枠目の今週は「F1」、順番が入れ替わった関係で今日はこんなお話です。
(これ、転寝しとったらいかんよ、ミーシャ。)

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 今月はこちら。現在のF1は引退するまで、ドライバーの車番は固定されますが、この時代は前年のチャンピオンとその相方が1番と2番をつけますが、チームで固定の番号でした。マクラーレンで一番多いのは、「7」と「8」でしたが、20番台の車番がついた例もあります。それがこのモデル「MP4/5B」(1990年)です。前年モデル、5の改良型として登場しました。この年マクラーレンは「27」と「28」でしたが、前年の世界チャンピオン、プロストが「1」を持ってフェラーリに移籍したために、そのフェラーリがつけていた番号「27」と「28」を使いました。(当時はBスペックとして、それで1シーズン乗り切る例もありました。一番有名なのはウィリアムズ FW14/14B(1991/92年)です。)

 変更点としてはサイド・ポンツーンの線の変更、ラジエターの大容量化などがあげられますが、この元になった「MP4/5」の欠点、ホンダ・エンジンのパワー頼みという部分を引きずるものでした。そのため、プル・ロッド式のフロント・サスペンションなどもそのまま、これがこの年から加入したゲルショッカーじゃなかったゲルハルト・ベルガーには合わなかった(185cmの長身ゆえ、相当窮屈なものでした。)んです。またそのホンダ・エンジンのパワーを生かすべく、また横置きギヤボックスのため、設計がかなり自由にできたために採用した新形状の5連トンネル型ディフューザー(当時の映画から「バットマン・ディフューザー」と呼ばれていました。)は性能は高かったものの、フロアと路面の距離が変わると挙動もシビアになるという欠点も持っていました。そのため、シーズン中盤からはこのディフューザーはボツ企画になりました。そして他のチームと比べてやたらとバカでかいウイングを使ったために、またそのフラップが異常に立ててあったために、「地上最速のマールボロの広告看板」と揶揄されてもいました。

 一方、ホンダ・エンジンはというと、V10の2年目、前年モデル、RA109Eを改良したRA100Eでさらにパワーアップしていました。これはスロットル・バルブをスライド式からバタフライ式に変えたこと、これで空燃比の安定化を図ったわけです。前年は12000回転がやっとのところ、普通に14000回転まで回しても壊れない信頼性がありました。

 そして迎えた1990年シーズンは開幕戦のフェニックスでアレジとセナの大バトル、カナダでのベルガーのフライングによる1分加算、プロスト(フェラーリ)の中盤からの大逆襲ときましたが、最後の最後、鈴鹿で「運命の7.5秒」、スタートでプロストに抜かれたセナは接触することを承知の上で内側に飛び込み、セナの目論見通りに左フロントタイヤがプロストのマシン後部に接触。両者は弾かれたようにサンドトラップに突っ込み、濛々と砂煙が上がりました。相討ちによりスタート後わずか8秒でセナの2度目のタイトル獲得が決定。ライバル対決は前年に続いて後味の悪い結末を迎えました。(また後に、セナ自身が「あれは意図的にやった」という内容の回想をしています。)

 ミニカーはサンクスの「セナ・コレクション」(2013年)より、フィギュア部分を外しています。そして皆さん、お待ちかねの諸元はこんなものです。

車名          MP4/5B

デビュー        1990年
全長          4470mm
全高           965mm
全幅          2133mm
ホイール・ベース    2830mm
トレッド(前)     1800mm
    (後)     1660mm
車重           505kg(燃料、ドライバー含む)

エンジン        ホンダ RA100E
形式          水冷レシプロ V型10気筒 DOHC4バルブ
総排気量        3498cc
ボア×ストローク    93×51.5(mm)
Vバンク角       72度
最大出力        700馬力/12,800rpm
圧縮比         12.4
燃料噴射システム    ホンダ製 電子制御(PGM-F1)
点火システム      ホンダ製 電子制御(PGM-IG)
燃料          シェル
オイル         シェル

駆動方式        後輪駆動方式
変速機         前進6速 マニュアル縦置き(+後退1速)
差動システム      ZF社製 リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        カーボン・コンポジット・モノコック
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式プル・ロッド
       (後)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式プッシュ・ロッド
ブレーキ        ブレンボ社製 4輪ベンチレーテッド・ディスク(カーボン製ディスク)
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ         グッドイヤー
ホイール        スピードライン 13インチ
燃料タンク容量     212リットル

デザイナー       ニール・オートレイ
ドライバー       アイルトン・セナ/ゲルハルト・ベルガー

 ということで今日のお話はここまで。今日はお仕事、その前も後もドタバタでして、さて今日も1日、頑張りましょという次第です。
(ほれ、あんまし焦ったらいかんよ、ミーシャ。)
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