盗難車

 さて昨日、今日とシボられるお話、それが終わってサッサとお仕事片付けたものの、なかなか上向きにならない私。今日は水曜日、映画のお話。1枠目の今週は「ボンド」、「仕事は盗んででも覚えなさい」というところから、こんな車のお話です。
(これ、盗むのは「心」やないんよ、ミーシャ。)

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 今月はこちら。アルファ・ロメオが1972年から1984年まで製造、販売していた小型乗用車、「アルフェッタ GTV」です。ジュリア系の拡大発展型であった1750系の後継車、1970年代に向けた新設計の中型車シリーズとして1972年に発表されました。車名のアルフェッタとは「小さなアルファロメオ」を意味しています。その名にふさわしく、変速機とクラッチを後輪デファレンシャル直前に配置したトランスアクスル方式とし、バネ下重量が軽くキャンパー変化がないことから、1930年代以来、レーシングカーや高性能車に好んで採用されてきたド・ディオンアクスルの後輪サスペンションを組み合わせた、野心的なシャシー設計を特徴とした。その設計の甲斐あって50:50の理想的な前後重量配分(大体、普通は後ろの方がちょっと重たいんです。)、シャープなハンドリング、良好な乗り心地を実現し、当時のスポーティサルーンの模範的な存在となりました。

 しかしその反面、アルフェッタは当時のイタリア車に付きものの雑な工作や不十分な錆対策、さらにはギアボックスからシフトレバーまで長いロッドでつなぐための不快なシフト・フィーリング、エンジンと等速で回転するプロペラ・シャフトの振動など設計上からの固有の欠点に悩まされ続け、傑出した基本設計にもかかわらず、1970年代後半から80年代半ばに至るアルファロメオの不振の一因にもなっていました。(イタリア車、フランス車はどうしても壊れやすいというイメージがついたのはこの影響もあるかと思います。)技術レベルの低い排気ガス対策を施された北米向け、1976年以降の日本向け輸出車には、動力性能と操縦性の大幅な低下というおまけも付いていました。(ここで「カレーパンに揚げパンもついてきた」わけではありません。)

 ボンド作品では、第13作「オクトパシー」(1983年)に登場します。後半、ボンドが空軍基地へいくのにアルフェッタGTV6を使います。悪役達とはぐれ、老夫婦のワーゲンに乗せてもらい、ある町に着きます。そこでのんきにサーカスをやっている空軍基地へ連絡するため公衆電話に急ぎます(その中には「核弾頭」が仕込まれています。)が、タッチの差で御婦人に先を越されます。この御婦人、濃いブラウンのアルファロメオGTV6に乗って公衆電話に来たのでした。焦るジェームズ・ボンドと楽しげに会話する御婦人。(ここで「このク×バ×ア、早い事電話を切らんか、バカヤロー!!」とか言ってはいけません。)仕方なくボンドはGTV6を無断借用します。(決して「盗んだ」のではありません。所有者の許可なく「借りた」だけです。)ここでこのご婦人(ここでも「ク×バ×ア!」と言ってはいけません。)は腰を抜かし、さっそく地元BMWのパトカーに追い掛けられます。

 ミニカーはサンクスの京商のものです。このシリーズ、意外に「劇中車」がよく入っています。そしてお約束の諸元はこんなものです。

車名          アルフェッタ GTV6

デビュー        1972年
製造          1972年~84年
全長          4260mm
全高          1331mm
全幅          1664mm
ホイール・ベース    2400mm
トレッド(前)     1374mm
    (後)     1351mm
車重          1227kg

エンジン        アルファロメオ
形式          水冷レシプロ V型6気筒 SOHC2バルブ
総排気量        2492cc
ボア×ストローク    Φ88×68.3(mm)
Vバンク角       60度
最大出力        160馬力/5,600rpm
最大トルク       21.71kg-m/4,000rpm
圧縮比         9.0
燃料噴射システム    
点火システム      ボッシュ社製 Lジェトロニック

駆動方式        後輪駆動方式(FR)
変速機         前進5速 マニュアル縦置き(+後退1速)
差動システム      リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        アルミチューブ・フレーム
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式 トルション・バー
       (後)  固定式 ド・ディオン式
ブレーキ   (前)  ヴベンチレーテッド・ディスク
       (後)  ディスク
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ+ホイール(前) 195/60HR15
        (後) 195/60HR15
燃料タンク容量     75リットル

ボディ・スタイル    2ドア・ベルリネッタ
乗車定員        5名

 ということで今日のお話はここまで。とりあえず、何とか終わる分は終わりました。今日はちょっと「シュポン!」と開けちゃいましょ。
(これ、あんまし油断しとったらいかんよ、ミーシャ。)




 
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