山の子に見せたいもの

さてリオ五輪、萩野公介が一発かました金メダル、これでメダリスト量産かと思いきや、なかなかどうして波に乗れないその裏で、今年も始まりました全国高校野球、今年は全国区の学校も多数コケた中、その全国区から今週の映画、2枠目のお話は「ミーシャのマニアック映画劇場」、今日はこんなお話です。
(これ、ミーシャ。ま~た、そんな無理やりに持ってこんでも、ええんやけど。)

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1980年代、世は金属バット全盛期でした。(間違っても、私のバットはストップ・モーションじゃなかった絶好調というのではありません。)そんな中、徳島県の山あいの学校が一躍スターダムに乗ることになります。「ワシは山あいの町の子たちに一度でええから、大海を見せてやりたかったんじゃ。」でお馴染み、史上最強チームに何度もノミネートされる徳島県立池田高校の元監督、蔦文也氏を元にした「蔦監督 高校野球を変えた男の真実」(2016年(平成28年))という作品です。

 あらすじはこんなところ
今なお高校野球ナンバー1の名将として語り継がれる、池田高校の故・蔦文也監督(1923-2001)。その風貌と独自の野球理論から”攻めダルマ”の愛称で全国の人々に親しまれ、山あいの県立高校を率いて甲子園で優勝3回(夏は1982年(昭和57年)、春は1983年、86年(昭和58年、61年)の2回)、準優勝2回(春は1974年、夏は79年(昭和49,54年)の偉業を成し遂げた。『さわやかイレブン』『やまびこ打線』、KKコンビ(桑田真澄・清原和博)擁するPL学園との対決など、数々の名シーン・名勝負を生み出し、高校野球史にその名を刻む蔦文也の知られざる姿が、今ドキュメンタリー映像としてよみがえる。

 そしてこの作品の監督は、徳島を舞台にした映画「祖谷物語ーおくのひとー」で海外映画祭でも評価を得た蔦哲一朗、なんと蔦文也のお孫さんがこのドキュメンタリー映画の監督を務めました。またピアノ音楽は新垣隆氏が担当し、優雅な演奏で作品に花を添えています。

 ただ、池田はある意味、時代の波に乗った部分もあり、「芯を外れていても腕力が強ければ飛距離が伸びる」という、金属製バットの特性を生かすために、ひたすら部員の上半身を鍛え上げました。こうして、緻密なプレーはせずにとにかく打ちまくるという強打の「やまびこ打線」を生み出しました。1982年夏の甲子園(第64回大会)では畠山準、水野雄仁を擁し、チーム6試合85安打という当時の大会新記録、更に準々決勝の早稲田実業戦では、のちにプロでも活躍したエース荒木大輔(のちにヤクルト)と石井丈裕(のちに西武)の両投手をKO。そして決勝戦では、「コツコツ点を取って守り切る」という従来の甲子園戦法の代表のような広島商業相手に初回から猛打で圧倒し、12-2で粉砕してしまいました。金属バットは、打力を全面に押し出した方が有利といち早く気付き、徹底して実践した蔦元監督の先見の明は、その後の高校野球に大きな影響を与えました。帝京高校(東京)の前田監督や、智弁和歌山高校(和歌山)の高嶋監督などが以後、この蔦元監督の池田野球に大きな影響を受けています。しかし、この野球は欠点もあり、現代の変化球投手が多投するツーシーム、カットボールなどでタイミングを狂わされると、途端におかしくなる部分があります。

 またこの池田高校は「公立」の学校です。そのため、教職員の人事異動は避けられないのですが、この先生は「社会科」の先生でした。しかし池田高校を1952年(昭和28年)から1992年(平成4年)まで40年連続で監督できたのは、蔦の熱意に感化された教育委員会が、蔦を池田高校の全日制と定時制を交互に異動させたためでした。(同様にその指導力云々から県外流失を恐れたために異動がなかった例に小嶺忠敏(長崎県 サッカー国見高校監督)がいます。長崎県の場合、離島が数多くあることから誰しも1度は離島の学校に行かなくてはなりません。また公立の学校の監督から私学の学校に移った例は木内幸男(取手二高 → 常総学院(茨城県)、上甲正典(宇和島東 → 済美)などがいます。)

 そしてこの池田のユニフォーム、他の学校は若干クリーム色がかった白(PL,星稜など)でしたが、この池田だけは真っ白、テレビ映りもかなり良かったものです。高校野球の場合、色々とやかましい規定があり、例えばこんなもの。

(1)上下で違う色はダメ
プロ野球ではよくある、上と下が違う色のもの、これはダメです。また使っていいのは「白」(池田、帝京、関東一、龍谷大平安、樟南(鹿児島)、興南(沖縄)など)、「クリーム色」(報徳(兵庫)、PL、星稜、松山商業など)、「グレー」(横浜、仙台育英、花巻東など)、「水色」(近江(滋賀)、横浜商業など)の4色のみ、また靴も黒一色、メーカーの線が出てはいけません。

(2)縦縞は場所による
阪神タイガースのユニフォームは縦縞、縦縞のユニフォームといえば、東海大学系列の学校がそうですが、大阪の場合、一部制限がかかっていたこともありました。

 ということで今日のお話はここまで。ちょっと長くなってしまいましたが、今年も楽しみに見ています。
(これ、何が「私のバットはストップ・モーション」よ!それは「私のハート」でしょ、ミーシャ!全くもう、やってるネタがごっつい古いんやから、この暑さでイカレてしもうたんと違うか?)
(お姉ちゃん、それ、何のこと、ボク、その時はまだ生まれてないんだ…。) 
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