選び方

 さてお仕事の段取りをつけるのがあまりにもよすぎて、逆に上からすると「余裕かまし倒している」としかみられていない「大根役者な」私。そのため心を落ち着けるべく、ピアノを聴きながら、このお話を書いています。という中で、今日は月曜日、プールのお話。4枠目の今週は「考察」、今年はオリンピックということで、先頃行われた「選考」についてのお話です。
(これ、アンタを選ばへんかったのは確かやね、ミーシャ。)

 元々水連はこんな基準を持っていました。
「2015年の世界選手権で優勝した場合は、自動的に内定。リレーで上位12チーム以内に入っていれば、チームとしての枠は内定。」
「それを外した場合、2016年4月の日本選手権のみの1発勝負。その上位2人、かつ「派遣標準記録」を切っていること(個人)、4種目の100m優勝者の合計記録が派遣標準記録を切っている、かつ4人とも派遣標準記録を切っていた場合はその4人(メドレーリレー)、100m、200mの自由形で上位4人の合計タイムが派遣標準記録を切っていること、かつ個人でも2人以上切っていること、その4人全員がFINA(国際水泳連盟)の標準Bを切っているならばその上位4人(フリーリレー)」

 その標準Bのタイムはこんなものです。
100m  男子 50”70以下  女子 56”34以下   200m  男子 1’51”75以下  女子 2’03”13以下

 そして派遣標準記録はこんなものです。これは近年の世界ランクを元に水連が独自に設定したもので、全員が入賞を練られるようなレベルを求められる、かなりハイレベルなものです。(標準Bよりも上です。)詳しくはこちら。

http://www.swim.or.jp/upfiles/1443664430-rioolympic_standard_and_selection_151001.pdf

 しかし、ここに至るまでに色々ともめてきました。その筆頭は2000年、シドニー五輪の選手選考で女子200m自由形の優勝者・千葉すず、男子100m背泳ぎで勝った大石隆文が代表に選ばれませんでした。これを不服とした千葉すずは「スポーツ仲裁裁判所」(CAS)に仲裁を申し出て、その結果、CASが日本水泳連盟に対し「選考基準が曖昧だった」として訴訟費用の一部負担を申し渡しています。この裁定以降それまでは「日本選手権で2番以内に入れば代表は内定」というのが暗黙のルールだったと思うのですが、この裁定がきっかけとなって記録が重視されるようになりました。事実、選手の強化にたずさわる現場のトップコーチたちに取材すると、派遣標準記録の設定に肯定的です。

 とはいえ、種目によってその影響は様々です。いい例が平泳ぎです。北島康介が牽引してきたことも大きいが、選手層も厚く、来年以降も十分に世界と戦える予感に満ちています。その一方で、悪い例が男子自由形です。派遣標準記録が日本記録を上回っている場合も少なくなく、初めから「諦めモード」に入ってしまい、なかなか強化が進まないんです。所属によっては、中学生レベルで自由形向きの選手がいたとしても、「自由形では世界が遠い」ということで、バタフライや背泳ぎを専門にしてしまう場合もあります。「もうちょっと長い目で見てあげられな~い?」と思うこともありますが…。(ちなみにミーシャもそうでした。)

 ということで今日のお話はここまで。明日はなぜかやたらと早い時間からお仕事です。そんなわけで、今日は早めに寝ておきましょ。
(これ、早起きはええ事やけど、アンタは静かに起きといでね、みんなまだ寝とってなんやからさぁ、ミーシャ。)
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