歪むもの

 さて昨日は雨が降る中で、傘を差そうにも風で歪みそうな気がしたために、差すに差せなかった「濡れ場の」私。今日は日曜日、ミニカーのお話。4枠目の今週は「考察」、経年劣化というところのお話です。
(これ、アンタはいつも濡れてるでしょ。プールの帰りに拭いてけ~へんからさぁ、ミーシャ。)

 基本的に「半永久」とされるものですが、よ~く見ると、それぞれの素材の劣化度合いは異なっています。以前にタイヤのゴム部分が時間と共に劣化して、その重力で歪むというお話を書いたかと思いますが、今回は車体が経年劣化するというお話を書いてみたいと思います。

 よく言われるのが樹脂製素材の変形です。レジン、プラスチックなどがそうですが、一般的に熱可塑性のプラスチックは経年変化で寸法が縮むようです。これは経年変化でプラスチック分子同士の結合が徐々に増え、分子間の距離が縮まっていくことが原因のようです。また成形時に発生した内部応力や外部からの応力でも、プラスチックは徐々に変形していきます。(ブライトじゃなかったクリープという現象で、応力によって伸びることもあります。)そのため、エンジニアリング・プラスチック(略称エンプラ)と呼ばれる金属的な強度を持つものを使用する例があります。この素材は歯車などの機構部材として使われており、耐久性があり劣化しにくいです。ABS(アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene))樹脂はエンプラに分類される樹脂で、ヘルパやバイキングなどの1/87のプラスチック製ミニカーはABS樹脂製、最近オートアートが始めた樹脂成型ボディもABS樹脂です。車体もそうですが、よくあるのが窓などの透明パーツ部分によく起こります。

 しかし、この変形は金属素材でも起こります。人為的にやったわけではないのですが、素材に問題がある場合、金属でも変形が起こります。 これは「結晶粒間腐食割れ」という現象で、鉛や錫などの不純物が規定よりも多い亜鉛合金に起こります。そのような亜鉛合金が湿った大気中に置かれると、結晶粒界に沿って内部に腐食(錆び)が進行し異常な膨張が起こり結晶が分解して崩壊するという現象です。ようするに粗悪な亜鉛合金が使われたことが原因です。なお最近のダイキャスト素材は亜鉛合金からアルミ合金に移行していることや品質管理の向上で、上述したような問題はほとんど発生しないようです。

 ということで今日のお話はここまで。やっぱり保管には細心の注意を以ってという所で、今日はお仕事です。私も劣化しないように、1日、がんばりましょという次第です。
(これ、アンタ自身が歪み倒してるから、こういうネタはよう書けるもんやね~、ミーシャ。)
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