50年の記憶

 さて今日はお仕事、とはいえさっさとケリを付けて上がってきたわけですが、お部屋のこぐまちゃんたちが「どこかへ連れてけ!」の大合唱の中、今日は月曜日、映画のお話。2枠目の今週は『ミーシャのマニアック映画劇場』、今月はこんなお話です。
(ほいで、どこへ連れて行くつもり、ミーシャ?)

 今年で50年になるもの、1966年(昭和41年)に生まれたものですが、この年にはこんなことがありました。
ビートルズ、日本に来る → マッシュルーム・カットにした方は1人や2人ではなかったはずです。
ウルトラマン → 特撮アニメの最初でした。
世に出たものは花王「キーピング」(洗濯のり)、S&B「ゴールデンカレー」、グリコ「ポッキー」、そしてトヨタ「カローラ」(車)などがあります。起こった出来事としては総人口が1億人を突破、日産とプリンスの合併、などがあり、そしてこの年はお隣、中国で文化大革命が始まった年です。今日はそんな中国を描いた「妻への家路」(原題 歸来)(2014年 中国)という作品があります。北京オリンピックの開会式のプロデューサー、映画監督の張芸謀がメガホンを握った作品です。原作は同名の小説からです。

 あらすじはこんな所で…。
教師の婉玉(鞏俐)とバレエを習っている娘の丹丹(張慧雯)が共産党員に呼ばれ、追放中の夫・焉識(陳道明)が逃亡したが、連絡があったら通報することといわれる。丹丹は「革命模範バレエ 紅色娘子軍」の主役の呉清華に決まりそうだった。父から母と駅で会いたいという連絡を丹丹が受けるが、母には行くなという。駅には追っ手が来ていて婉玉の目の前で焉識は捕まる。丹丹は逃亡犯の娘ということで主役から外される。

1977年、文化大革命が終わって焉識が右派分子の罪を解かれ、20年ぶりに帰宅する。迎えた婉玉のようすがおかしく、自分のことは全く忘れ、方という男と間違える。党員も含めて説得にあたるが、思い出してくれない。丹丹はバレエを諦め、家を出て紡績工場の寮に住んでいる。焉識は守衛室の隣で暮すことになる。婉玉は毎日、駅へ夫を迎えに通う。五日に帰ってくるからという手紙を書いて西寧発の列車から降りてくるが、プレートを掲げた婉玉は全く気づいてくれない。医者から心因性の記憶障害だとされる。写真を見せて思い出さそうとするが、焉識の写真は全て丹丹によって切り取られていた。教授でピアノ好きだった夫を迎えるために調律したいというので調律師になって直し、婉玉を待つが、曲だけ思い出して自分を思い出してくれない。西域から大量の手紙が入った荷物がようやく届く。読みにくい、というので読んであげるが、「手紙を読む人」としか理解されない。新しく手紙を書き、丹丹と和解してくれ、と頼み、ようやく娘を許す。丹丹は父にあの日密告したのは私だったと話すが、父は知っていたよと淡々と答える。丹丹が家に戻り、安堵したが、毛布をかけてやると「方さん、出ていって」と狂乱状態になる。方がどんな人間か訪ねていくと妻が出てきて夫を返してくれ、と激しくいうので、虚しく帰る。焉識が病気で手紙を読みにいけないというので、娘と二人で年越し餃子をもって行く。それから何年も経って。雪の中、焉識が幌付きの自転車で婉玉を迎えにくる。二人で駅へ陸焉識を迎えに行くが、今日も虚しく待つだけだ。夫の隣で、ひたすら夫の帰りを待ち続ける婉玉。果たして、彼女の記憶が戻る日は来るのだろうか…?

 というちょっと入り組んだお話です。事実、中国はこの1960年代後半から70年代中盤の10年間 、様々な混乱が人々を襲いました。元々は国家運営の失敗から、劉少奇ら『実権派』に権力を譲った毛沢東が自身の復権をかけて起こした権力闘争なのですが、その中で多くの過酷な迫害が生まれ、国は疲弊していきました。1976年の毛沢東の死、そして4人組の失脚、そしてその後の華国鋒と鄧小平の対立を経て、改革、開放路線に舵を切ることになります。現在の指導者世代はこの時代を大学生時分に経験している世代です。(現在の最高指導者、習近平(1953年生まれ)は毛沢東の死(1976年)時点では入党5年目の大学生でした。、またその前の世代である胡錦濤(1942年生まれ)はこの時点では地方の社会インフラの建設部門にいました。)

 ということで今日のお話はここまで。今週はちょっと詰め込んで書く都合、ややドタバタになりますが、読んでやってくださいまし。
(これ、そんなん言うても、中身のないのはいかんよ、ミーシャ。)
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