球拾いの逆襲

  さて今日はクリスマス、そんな中、今年は(も)一人の私。お部屋のお掃除をどう終わらせるかがちょっと頭をひねる所で、今日は木曜日、テニスのお話。4枠目の今週は「名勝負百選」、今回はこんなお話です。
(これ、今日は早い事寝ときや。それに靴下はちゃんと洗濯した分やろね。アンタの鼻がひん曲がるような分を開けるのは、サンタさんにとっても拷問なんやけどさぁ、ミーシャ。)

もう随分前になりますが、1985年のUSオープン、女子シングルスの決勝、結果はこうでした。

ハナ・マンドリコワ 7-6(3)  マルチナ・ナブラチロワ
    1-6
   7-6(2)

USオープンは4大メジャーの中では唯一、最終セットでもタイブレークを使用します。第2シードのナブラチロワは決勝までの6試合で、失セットなし。さらには準決勝で当たる予定だった選手が注の前にコケたということもあって、ほぼ危なげなく勝ち上がってきました。一方マンドリコワは4回戦で1セット落とし、ベスト8のスコバ戦、準決勝のエバート・ロイド戦と難敵を倒して勝ち上がってきました。また、この二人は同じサーブ&ボレーのプレースタイルという事で左利きと右利きの違いはありますが、よく比較されていました。ただ、ナブラチロワの安定感に比べて、マンドリコワはノッタ時は凄いけど、最近はねぇという事で世間はナブラチロワの圧勝を予想していました。

 元々この2人は6歳差(ナブラチロワは1956年、マンドリコワは1962年生まれ)があり、チェコスロバキアの名門「スパルタ・プラハ」の同窓でした。またマンドリコワはナブラチロワの試合のボールパーソンをやっていた(テニスの大会でよく出てくる球拾いの子供たちがいますが、この子らは基本的にテニスの経験者です。この中で世界のトップレベルのプレーを実際に見せることで、子供たちの成長を促す意味もあります。)こともありました。

 しかししかし、この時のマンドリコワは本来の「シャープなコース取りで鮮やかなエースを取り、乗ってくるとプレーにスピード感があって、切れ味の良いボールを打つ」というテニスでした。しかしそこはコートに君臨するナブラチロワ、左利きの最大の利点を生かして第1セットこそタイブレークで落としたものの、2セット目をあっさり6-1、これで観客も「フルセットまで見られただけで儲けもの」と思ったのが間違いでした。普通ならここで崩れてしまうこの「ハナ肇の妹」は最終セット、第10ゲームの40-15からセンターにサービス・エースを決めて6-5とします。そして追いつかれたものの、最後の最後に持ってきた7点先取のタイブレーク、マンドリコワはは3-0とリードします。そしてさらに畳み掛け、ナブラチロワのボレー・ミスを誘って6-0、チェンジ・オーバーの後、ナブラチロワはサーブをネットに引っかけ、その2本目のサーブをマンドリコワはフォアハンドで叩きに行ったもののミス。その次のポイントでボレーがアウト、ここからな~んか嫌~な予感がする中で、3本目のマッチ・ポイント、マンドリコワはナブラチロワのバックハンド側へスライス・サーブを打ちます。そこでナブラチロワはそれをトップスピンで強打します。ネットへ詰めていたマンドリコワも何とかバックハンドで返して、そのボールはクロス・コートへ。ナブラチロワはそれを返すことができずに試合終了、 本人の言葉によれば「私は12歳からマルチナのボールガール(球拾い)をやった」ほどの身近な憧れでしたが、ついにそれを打ち破ったのでした。

 ということで今日のお話はここまで。とりあえず、今年の分は今週でほぼ終わらせるつもりですが、そろそろサンタさんを待っていることにします。
(ほれ、明日の朝は何が来るんやろね、ミーシャ。またお手紙と違うかな?)
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