3代の血筋

 さて愛するタイガース、昨日も神宮の杜に鳴り響く、蝉の声じゃなかった「六甲おろし」の大合唱。さらにその裏で大真面目に見ていた高校野球、オコエのスーパーキャッチに腰を抜かし、危うく車がガス欠になりかけた「小市民の」私。今日は月曜日、プールのお話。3枠目の今週は「選手」、今月はこんな方のお話です。
(これ、ガソリンはちゃんと入れときや、ミーシャ。)

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 今月はこの方。1990年代のアメリカ、自由形短距離のエース、アトランタ、シドニー五輪の4×100mメドレーリレー、シドニー、アテネ五輪50m自由形の金メダリスト、ゲーリー・ホール・ジュニア(Gary Wayne Hall Jr)です。1974年9月24日、アメリカ、オハイオ州シンシナティ生まれ、父親であるゲーリー・ホール・シニアがメキシコシティ五輪から3大会連続してオリンピックに出場した選手であり、さらに母方のおじもモントリオール五輪に出場、その父親も1940年代のアメリカの国内チャンピオンになったことがあるという、水泳一家に生まれ育ちました。

 競技を始めたのは15歳と比較的遅かったのですが、1996年のアトランタ五輪に出場、この大会では「ロシアン・ロケット」アレクサンドル・ポポフ(ロシア)のライバルとみられており、リレーでは金メダルでしたが、個人種目ではポポフには勝てませんでした。その4年後を見据えてのお話でしたが、ここで彼を病が襲います。1999年、ホールは「若年性糖尿病」と診断され、しばらく競技からは離れることになります。しかし2000年、シドニー五輪の選考会に間に合い、50m自由形では国内新記録のおまけつきで、シドニーへ向かうことになります。

 しかしここに出てきたのは、「沈まないタイタニック」イアン・ソープ(オーストラリア)、50m自由形では金メダル、リレー種目では、4×100mメドレーリレーで金メダルを獲得するも、アメリカが一度も他国に金メダルを譲ったことがない(例外があり、1980年のモスクワ五輪はアメリカは出場していません。)4×100mリレーでは銀メダルに終わります。このレースの前に、ホールはオーストラリアに対し、「ギターみたいにぶっ潰してやる」と挑発していました。ホールは、アンカーを務め、オーストラリアのアンカーのソープと対決しました。ホールはソープに体半分のリードを保ったまま、最後のターン。リードを保っていたのですが、ここから、ソープが猛然と追い上げ、最後に逆転を許してしまいました。ここで表彰式でオーストラリアがやったのは「ギター」、ホールの「ギター」発言をあてこすったものですが、ここからホールはやや凋落をたどります。2004年のアテネ五輪では50m自由形では2連覇達成したものの、その4年後、北京五輪では選考会で敗れ4大会連続の出場はなりませんでした。あと4年間、練習のために妻や子どもたちと離れるのは難しいと話し現役引退を表明しました。

 彼の練習は泳ぐのは6000mほどしかやらなかったんですが(これはジュニアの選手よりも少ないです。)、かなり変わったネタでした。それは「ボクシング」、1999年から練習に取り入れ、サンドバッグやミットをはめたパートナーを相手にフックを放っているといいます。練習を始めてすぐに、疲れたときの身体の使い方を知るのに最適だと気づいたそうで、彼はこう言っています。

「フックを打ったことがないやつはまず腕を使おうとするけど、すぐに疲れて身体のコアを使うようになる。身体は一番ラクな方法を知っているからね。自然に背骨をまっすぐにして短い瞬間的なローテーションを繰り返すようになるんだ。大振りじゃなくてね。身体のコアを使って、片方の腕や脚からもう一方の腕や脚にバランスよくシフトできるようになる。正しい自由形の泳ぎ方と一緒さ。ボクシングをしているときのコアの動きを見れば自由形を泳ぐときと全く同じ動きだと分かるよ。」

まずは分厚いミットでパートナーを相手に5分間の連続フックを薦める、とのこと。ポイントはひじを高く保つこと。手首を守るために強く打つ必要はありません。正しいフックのフォームを身につけたら、コーチと相談して理想的なレースのストロークのペースでフックをうってみればいいそうだ。そのリズムをウェイトや腕立て、シットアップにも使うのだといいます。

「例えば、1分間全力で打って(きつくするなら前半ノーブレ)、すぐにグラブを取って飛び込み50mのスプリント。帰りの50mはイージーで、またすぐにプールから上がりグラブをつけてフックを打つというルーティンもあるね。」

 ということで、今日のお話はここまで。降っていた雨も上がりました。おやすみも今日までですが、そのあとはまたドタバタになりそうです。
(ほれ、このお休みはどないやったかな、車には気を付けるんよ、ミーシャ。)
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