あれから30年

 さて昨日も勝ったよタイガース、しかしその裏で某全国紙、美人の嫁さん連れのアナタが何とか抑えたということで、ちょっとこのお盆明けの試合を気にする「大きなお世話の」私。今日は水曜日、巨大建造物のお話。2枠目の今週は「スタジアム」、今日はあの大惨事、「日航ジャンボ機123便墜落事故」(1985年(昭和60年))から30年ということで、同じ年に起こった「惨事」つながりでこんなスタジアムのお話です。
(あの~、なんか無理があったりせ~へん、ミーシャ?)

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 今月はここです。ベルギー・ブリュッセルにある「ボードゥアン国王競技場」(Stade Roi Baudouin / Koning Boudewijnstadion(ワロン(フランス)語/フラマン(オランダ)語)というスタジアムです。収容人員50000人、元々は1930年に建造された「ヘイゼル・スタジアム」(Stade du Heysel / Heizel Stadion 同じく)という名前でしたが、後で述べます「ヘイゼルの悲劇」以降は陸上競技のみに使われました。そしてその10年後の1995年、このスタジアムは150億ベルギー・フラン(当時のレートで5000万ドル(日本円で約50億円 1米ドルは100円とお考えになると目安となるでしょう。)を投じて改装されました。新競技場を1993年に逝去した国王ボードゥアン1世を記念してボードゥアン国王競技場(Stade Roi-Baudouin / Koning Boudewijnstadion)と改名し、フットボール用グラウンドと陸上競技用トラック、フィールド競技用施設を兼ね備えています。1995年8月に代表チームのための競技場として開場され、現在ベルギー国内で最大の(座席数50000)競技場となっている。2000年のオランダとベルギーの共催となったサッカーのヨーロッパ選手権ではでは開会式場となりました。

 そしてここを語るには外せない「ヘイゼルの悲劇」という事件があります。1985年5月29日、この競技場で行われたUEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズ・リーグ)決勝のリヴァプール(イングランド)対ユヴェントス(イタリア)の試合前に、サポーター同士の衝突がきっかけとなり発生した39人が死亡、400人以上が負傷した群集事故のことです。基本的にスポーツの試合ではややこしい事が起こらないように、双方のファンの席は分けるはずなのですが、試合当日にチケットを求めて訪れたユヴェントスのファンがダフ屋からリヴァプールのファンの席のゾーンのすぐ隣のゾーンの席を購入していた経緯もあり、運営側の思惑と外れ両者が対峙する形になってしまいました。試合開始1時間前から小競り合いが続き、やがてリヴァプール側が自分たちのゾーンとダフ屋が売った隣のゾーンを隔てていた防御用フェンスを破壊すると、手薄な警備の隙を突いて煉瓦や鉄パイプを武器にユヴェントスのファンのいるゾーンへと雪崩れ込みました。(間違っても某地方紙球団のように、優勝してファンがなだれ込んだというわけではありません。)

 その「ダフ屋」ゾーンの観客は「突然やってきたお隣さん」リヴァプール側の襲撃によりパニック状態となり、大勢の観客が襲撃を避けようとメインスタンドと自分たちの境にある高さ3mのコンクリート製の壁に押し寄せ、一部の観客は隣接する壁をよじ登るか最前列のフェンスを越えてグラウンドへと脱出し難を逃れたのですが、およそ数千人の観客が脱出する手立てを失い「ダフ屋」ゾーンの壁際へと追いやられる形で包囲されてしまいました。リヴァプールのファンは包囲した観客の背後から投石や威嚇行為を行うなど断続的に攻撃を加えたため、これから逃げ出そうとした観客がその壁に押し寄せたのですが、老朽化のため殺到した観客の重量に耐え切れず倒壊したことで「群衆雪崩」が発生し、先頭部にいた観客は崩れ落ちた壁や後方から殺到した観客に押しつぶされる形となり次々と犠牲になってしまいました。

 ユヴェントスは「このような惨事の後では、試合をするべきではない」と試合を中止することを申し入れたのですが、主催者側は「試合を中止にすると、騒動がさらにエスカレートする。」ということで大幅に試合時間を遅らせて、試合は決行されました。ユヴェントスはこの試合に勝ったのは勝ったのですが、表彰式はなく、ビッグイヤーをもらったのもロッカールームの中でした。その20年後の2004-05シーズン、UEFAチャンピオンズリーグの準々決勝でこの2チームは対戦し、リヴァプールが勝ちました。その後欧州サッカー連盟 (UEFA) は制裁措置としてイングランドのサッカークラブに対して無期限のUEFA主催の国際試合への出場停止処分(後に5年になります。)加害者側のリヴァプールに対してはその無期限+3年の出場停止処分(これも後に6年になります。)を、被害者側のユヴェントスに対しUEFA主催の国際試合においてホームゲーム2試合を無観客試合とする事、主催者側のベルギー・サッカー協会に対してはその管理責任の問責とし、今後10年間に渡り、ベルギー国内でのUEFA主催の国際大会の決勝戦開催を禁止するとの処分を発表しました。(これ以降UEFAチャンピオンズ・リーグ、UEFAヨーロッパ・リーグ、UEFAスーパーカップなどのカップ戦の決勝戦がベルギー国内で行われたのは1995-96シーズンのUEFAカップ・ウィナーズ・カップのみです。)

 ということで今日のお話はここまで。今日からちょっとお休みです。再び実家に戻るわけですが、さてどうなりますか?ちょっと短い「お休み」を有意義に過ごしましょという次第です。
(ほれ、みんな待っとるからね、ミーシャ。)
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