狙われた偶然

 さて最近、暑い、暑い。とはいえ今日は新聞はお休み、そのためちょっとペースが狂う私。今日は月曜日、映画のお話、2枠目の今週は「ミーシャのマニアック映画劇場」、今月はこんなお話です。
(ほれ、夏バテせんようにね、ミーシャ。)

 今月はこちら。「ワルキューレ」(Valkyrie 2008年 アメリカ)という映画です。元々ワルキューレ(Walküre)とは、北欧神話に登場する複数の半神で、戦場において死を定め、勝敗を決する女性的存在です。そこで1944年7月20日に起きたドイツ国防軍将校によるヒトラー暗殺計画「ヴァルキューレ作戦」と、その指揮を執った実在の将校シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)を描いています。

 あらすじはこんな所で…。
ドイツの敗色が濃くなった第二次世界大戦末期。シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、国家に忠誠を誓う誇り高き軍人ながらも、ヒトラー総統による独裁政権に絶望していた。このままでは、愛しき祖国に未来はない。最前線で、無謀な戦乱から部下の命だけは救おうと上官に撤退を進言し、説得の末にようやく受け入れられるも、連合軍の爆撃を浴びてしまった。生死の境をさまよいながら、片目と片手を引き換えにシュタウフェンベルクは一命を取りとめた。そして、ドイツ再建のためにヒトラー暗殺計画を企てるレジスタンスの秘密会議に参加する。しかし、そこで語られる計画は、彼にとって物足りないものだった。ある日、自宅でワーグナーを聴いていたシュタウフェンベルクは、ドイツ国内での有事に際して反乱勢力を鎮圧する「ワルキューレ作戦」のオペレーションを利用して、ナチス政権をも転覆させる計画を思いつく。そのためには、「ワルキューレ作戦」の文書を改ざんしながらヒトラーから署名を貰うこと、そして発動権を持つ司令官フロム(トム・ウィルキンソン)を抱き込むことが必要だった。レジスタンスの主要メンバーであるトレスコウ少将(ケネス・ブラナー)、オルブリヒト将軍(ビル・ナイ)、ベック参謀総長(テレンス・スタンプ)らも賛同を示し、ヒトラー暗殺計画はミッションをクリアして着々と進行していった。自ら実行者を志願したシュタウフェンベルクは、最愛の妻と五人の子供たちを送り出し、小型爆弾を忍ばせたブリーフケースを持参して、総統大本営「狼の巣」(東プロイセン、ラステンブルグ(現ポーランド、ケントシン)にあった前線近くに設けた指揮所の事です。ドイツ語でウォルフォスシャンツェと言います。)へと向かう。ヒトラーも参加する作戦会議室にブリーフケースを置き、その場から去るシュタウフェンベルク。10分後、「狼の巣」は爆破され、暗殺計画は成功したかに見えた。しかし、ヒトラーは生き延びて、「ワルキューレ作戦」は失敗に終わる。処刑されるシュタウフェンベルクは、それでも祖国の未来を信じていた。

 この時、このブリーフケースの位置を係員が変えていなければ、ヒトラーは爆死したはずです。またキャスティングの面でも、ちょっと1モメありました。それはドイツではシュタウフェンベルクは反ナチ運動の英雄として称えられており、また敬虔なカトリック信者として知られています。そのためサイエントロジーの信者であり、広告塔と見られているトム・クルーズがシュタウフェンベルク役を演じることに対する強い反発が起きました。(ドイツではサイエントロジーは悪質なカルトと見なされているためです。)

 ただ、ナチ党が行った制度の中には、現在も続く制度が多々あります。有名なものはフォルクスワーゲン(車)、アウトバーンなどの社会インフラですが、意外に知られていないものに「源泉徴収制度」「扶養控除」などがあります。これは税金を徴収する際に、各個人が税務署に納税しに行ったのでは、個人にとっても、税務署にとっても手間が大きいがために、企業があらかじめ労働者の税金を天引きしておく、という制度をつくりました。戦時中の日本もナチスにならって源泉徴収制度を導入しました。(1940年(昭和15年)4月より これは戦費(軍事費)を確実に、効率よく集めるためでもありました。)また減税を行い、扶養人数の多い世帯は税金を安くするとか、俗にいうところのマネー・ゲームを禁止したなど、多数の例があります。

 ということで今日のお話はここまで。ちょっと最近、疲労もたまってきていますが、今週も頑張りましょという次第です。
(ほれ、あんまし無理したらいかんよ、ミーシャ。)
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