世界最大のダム

 さて今日から7月、とはいえ、私の体調不良(誰ですか?そのまま『予後不良』で薬殺されたらいいのに…。とか言ってるのは?)もまだまだ続く中、今日は水曜日、巨大建造物のお話。今週は「番外」ということで、最近起こった新幹線放火自殺じゃなかった中国、長江の観光客船沈没事件から、こんなダムのお話です。
(これ、お医者さんの先生はどない言うとってやったんかな、ミーシャ?)

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 中国を流れる2つの大河、黄河と長江のその長江の中流、四川省と湖北省の境付近に「三峡」と言われる景勝地があります。そんな景勝地にある大型重力式コンクリートダム、「三峡ダム」があります。1993年に着工、2009年に完成した。洪水抑制・電力供給・水運改善を主目的としています。三峡ダム水力発電所は、2250万kWの発電が可能な世界最大の水力発電ダムです。(年間発生電力量は1000億KWh、日本の年間消費電力の10%を1日で賄えるほどです。)加えて、水力発電所は中国の年間消費エネルギーの1割弱の発電能力を有し、電力不足の中国において重要な電力供給源となります。また、火力発電と比べ発電時の二酸化炭素発生も抑制することができます。

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 ダムは長江三峡のうち最も下流にある西陵峡の半ば(湖北省宜昌市夷陵区三斗坪鎮)に建設されました。長江下流域の洪水を抑制するとともに、長江の水運の大きな利便性をもたらします。このダムの建設によって、それまで重慶市中心部には3000t級の船しか入れなかったのが、10000t級の大型船舶まで航行できるようになりました。しかしその一方で、建設過程における住民110万人の強制移転、三峡各地に残る名所旧跡の水没、更には水質汚染や生態系への悪影響等、ダム建設に伴う問題も指摘されています。

 元々この計画は孫文の国民党政権時代に構想されていました。ところが戦争などに伴い、実現されることなく、ボツ企画になりました。国共内戦を経て、1949年に中華人民共和国が建国されると、共産党政府は、1950年に長江水利委員会を設置し予備調査を開始しました。調査は1956年に完了し、1963年に着工する方針が発表されました。しかし、中ソ対立や文化大革命、さらには建設反対論などの影響により、しばらく計画は進展しませんでした。1976年、文化大革命が終結すると再び三峡ダムの構想が浮上し、1983年には三峡ダム事業化調査報告が提出されました。これ以降、三峡ダムの建設を巡り賛否両論が噴出しました。1989年、天安門事件が起き、これ以降、建設反対論は抑制され建設賛成論が勢いを増します。1988年から1998年に首相をつとめた李鵬がその中心だったとされます。(この李鵬、ならびにのちの最高指導者、胡錦濤は元々水利電力畑の出です。)1993年に工事は始まり、2009年に完成しました。

 とはいえこのダムもいろいろややこしい例はありますが、私もそろそろこのややこしい「もやもや」から早い事、抜け出したいなということで、今日のお話はここまでに…。
(ほれ、このダムと一緒でアンタの所もゴミがたまっとってやで、ミーシャ。)
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