15分の修正

 さて昨日から実家に来ている私。昨日はイッテQじゃなかったバーベQでして、深酒の後でもすんなり5時半に起きていますが、今日は日曜日、ミニカーのお話。1枠目の今週は「市販車」、今月はこんな車のお話です。
(これ、アンタは昨日はえらい静かやったね、ミーシャ。)

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 今月はこちら。フェラーリの市販車は基本的に「数字3ケタ」(決して同じ数字がそろって「大当たり」というわけではありません。)を車名にしているわけですが、その例から外れたモデルがいくつかあります。初めては「テスタロッサ」(Testarossa 1984年)ですが、フェラーリ社創立55周年(ここでゴジラが出てくるわけではありません。)に際してわずか399台しか製造されなかった「スペチアーレ」といわれる超ド級のスーパー・スポーツ・モデル「エンツォ・フェラーリ」(2002年)です。

 元々フェラーリは、一定の間隔で各時代の技術的、性能的な頂点となる究極のスポーツカーを開発し、ロード・カーとして提供してきました。このポリシーは、フェラーリの歴史を通して最も驚異的なモデルを生み出すことになりました。各モデルは、性能に根差したエンジニアリングを芸術の域にまで高めたもので、最近のもので言えば、 288GTO 、 F40 、 F50 といったモデルがそれにあたります。これらのモデルが他と一線を画す理由は、性能だけではなく、貴重な限定生産車だったからという理由にも起因しています。最新のF1テクノロジーとノウハウをロードカーで表現したモデルです。なお、開発には当時の現役のF1ドライバー、ミヒャエル・シューマッハも関与しています。

 デザインは案外テキトーにやっていた部分がありましたが、このモデルのデザインが機能によってこれほど影響されたことはありませんでした。風洞やサーキット、公道での実験は、確固として可能な限りの最大限の性能の追求に焦点が合わせられ、その結果として妥協なきモデルが生まれました。エンツォのフロント・セクションは、形状と機能の両面から、フォーミュラ・ワンのノーズコーンにインスパイアされています。そのコンポジット・フランクは、流体力学をもとに内部の優れた整流のために造型されています。非常に微妙な空気の流れも洗練し、効果的なグランドエフェクトをエンジニアが選んだため、テールセクションにはリアウイングもありませんでした。ピニンファリーナはこれらと他の機能を融合して壮大なデッサンを成し遂げ、信じがたいほどのカリスマ的な造型を実現しました。また、日本人の奥山清行がデザインした原版は、モンテツェモーロにダメ出しされ、15分で書き直して、こうなりました。

 そしてほとんどの部分がカーボン・ファイバー製になり、エンジンもF50のように、車体の構成部分になる必要がないため、225㎏と大幅に軽くなっています。そしてその型式名F140Bのナンバーを持つ6リッター・V12エンジンはこの車のために開発されたものであり、シリンダブロックはアルミニウム合金製、吸排気バルブの開閉タイミングを適切に調節する可変バルブタイミング機構のおかげで決して高回転だけのパワーバンドを持つエンジンではありません。この心臓と軽い車体のおかげで、最高速は350㎞/hと公表されています。

 トランスミッションは当初7速とささやかれたものの、結局は保守的な6速に落ち着いたが、セミATトランスミッションを搭載し、クラッチペダルを廃したが、自動変速モードは搭載されておらず、パドルシフトによる手動変速操作が必要となります。足回りはまさにレーシングカー直系の風格を感じさせ、四輪ダブルウィッシュボーン、ショック・アブソーバー+コイル・ユニットをフレーム側に取り付け、プッシュロッドで押すインボード式が採用されています。ブレーキはブレーキローターにカーボン・セラミック素材を使用したブレンボ製。装着されるタイヤは当時F1で密接な関係にあったブリヂストンの「ポテンザ RE050スクーデリア」という専用品です。

 とはいえ、非常に過激な「じゃじゃ馬」スペックにもかかわらずASRと呼ばれるスタビリティ・コントロール(トヨタでいうところのVSCですな。)を搭載し、これが機能する限り、一般道でドライバーがコントロール不能に陥る危険を低くしています。(でも、スピードは控えめに。)ASRは任意にカット・オフすることも可能。他社の車にはロードカーとしてはすでに危険な領域に踏み込んでいたものもありましたが、エンツォはこのASRの搭載により、マクラーレンに迫る性能を持ちながら、ロードカーとしての安全性を確保しています。エンジン、ミッション、サスペンション、ASRは統合制御され、ドライバーは「ノーマル」、「スポーツ」、「レース」の制御プログラムを選択できます。「レース」モードでASRオフを選択したときには、スタート時にローンチ・コントロールを使用したレーシング・スタートが可能です。(間違っても、「交差点ドラッグレース」なんてのをやってはいけません。)

 ミニカーは左がサンクスのフェラーリ(1)(2004年)、右側が修正版、フェラーリ(7)(2009年)です。そしてお楽しみの「諸元」はこちら。

車名          エンツォ・フェラーリ

デビュー        2002年
製造          2002年~04年
全長          4702mm
全高          1147mm
全幅          2035mm
ホイール・ベース    2650mm
トレッド(前)     1660mm
    (後)     1650mm
車重          1255kg

エンジン        フェラーリ ティーポF140B
形式          水冷レシプロ V型12気筒 DOHC4バルブ
総排気量        5998cc
ボア×ストローク    Φ92×75.2(mm)
Vバンク角       65度
最大出力        660馬力/7,800rpm
最大トルク       67.0kg-m/5,500rpm
圧縮比         11.2
燃料噴射システム    ボッシュ社製 モトロニックME7 電子制御 
点火システム      シングル・プラグ、コイル

駆動方式        後輪駆動方式(MR)
変速機         前進6速 セミ・オートマチック縦置き(+後退1速)
差動システム      リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        カーボンファイバー・モノコック
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式 
       (後)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式
ブレーキ   (前)  ベンチレーテッド・ディスク(カーボン・ファイバー製)
       (後)  ベンチレーテッド・ディスク(カーボン・ファイバー製)
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ+ホイール(前) ブリヂストン ポテンザ RE050A スクーデリア 9.0J×19+245/35ZR19
          (後) ブリヂストン ポテンザ RE050A スクーデリア 13.0J×19+345/35ZR19
燃料タンク容量     110リットル

ボディ・スタイル    2ドア・ベルリネッタ
乗車定員        2名

 ということで今日のお話はここまで。今日も一日、いいお天気です。明日は雨とかいうことですんで、今日は主夫してましょという次第です。
(これ、さっさとみんなを起こしといでね、ミーシャ。)

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