3本の棒

 さてお仕事は徐々にものになりつつある中、今日も真面目にこのお話を書いている「よい子の」私。今日は順番入れ替わっている都合の関係で、テニスのお話。1枠目の今週は「名品」、ちょっと順番は変わりますが、こんな靴のお話です。
(これ、パパが履いてたやつやね、ミーシャ。)

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 プロ選手が使用するブランドの上位を占めるドイツのアディダス、古今東西、ナスターゼ、レンドル、エドバーグ、グラフ、ヒンギス、サフィン、そして現在のジョコヴィッチ、錦織圭、そしてこの私など数々の名選手に愛されていますが、そのアディダスが1981年に発表した名品「グランドスラム」という靴があります。今月はこのお話です。

 このモデルは当時としては画期的だった仕掛け、VSA(Vario-Shock Absorption SYSTEM)、ショックアブソービング・ロッドの組み合わせにより、地面の条件や履く人の体重などを考慮し、最適な衝撃吸収性、安定性を調整することができるシステムです。1980年に登場し、L.A.コンペティション、L.A.トレーナーに初めて搭載されます。青が一番硬く、白が一番柔らかいものになります。当時33000円の代物、当然世間の経済力では買えるわけがない、「西側」の靴でした。

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 このモデルを長い事履いていたのはシュテフィ・グラフ、当初は白にシルバーのモデルでしたが、のちに黒ライン、そして本人しか履かなかった紫ラインのもの(画像)もありました。結局このモデルは1987年に製造中止になったのですが、グラフはそれ以降も履き続け、アディダスの関係者が「頼むから、最新版のモデルを履いてくれ」と言ったものを拒否し続けたというほどでした。結局グラフは1991年まで、このモデルを履いていました。

 そしてその後、1989年、このモデルは当時の最新技術「トルション・システム」(注釈)を搭載した「トルションG.S」というモデルになりました。そしてその後、オリジナルは2001年、2004年に復刻されました。ただし、2001年モデルは当時のまんまをそのままでしたが、2004年版は若干違います。(ベロの仕上げが別体ではなく、型押しになっているなど)私もこのモデルは復刻版ですが、履いたことがあります。21世紀のレベルでは、使い勝手という部分では雲泥の差がありますが、当時は『西側製の靴は買えなかった』わけですんで、私にとってもあこがれのものでした。今年の4月25日、毎年恒例のレジェンド・マッチではこの靴を履きます。ただ、いかんせん古いものですんで、底の割れなどには注意しましょということで、その辺を考える次第です。なお、ラケットはウィルソンの名品、ウルトラ2ミッド、ウェアはさてどうしましょ?という所です。
(これ、アンタの物持ちがええのはよ~わかったんやけど、もう朽ちてきてるもんばっかりと違うの、ミーシャ?)

(注釈)トルション・システム アディダスが1988年に開発した、"足の自由"を実現したシステムです。"足の自由"の研究は、スイスのチューリッヒ工科大学で行われ、バイオメカニズムの専門家、整形外科医、シューズ造りの専門家が携わっています。構造はトルション・グループ(溝)とトルション・バーの2つからなっています。まずトルション・グループ(溝)によって前部(つま先部分)と後部(踵部分)に分割し、これによって足本来のねじれの動きを確保しています。そして、前部と後部をトルション・バーで繋ぐことで、足のねじれや危険な動きを制御しています。1995年まではバーは1本でしたが、最近のものはX字型のバーになっています。


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