反射の法則

 さて今日も寒い、寒い、そんな中、今日も真面目にお話を書いている「おりこうさんな」私。今日は木曜日、テニスのお話。3枠目の今週は「戦術」、今月はこの時期、お悩みの方も多い「試験」にまつわりまして、こんな『法則』のお話です。
(これ、それで「ブツリと」キレてしまう人は仰山おってやで、ミーシャ。)

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 言うまでもなく、テニスはラケットの面でボールをとらえて弾き返すスポーツです。そして、そのボールはバウンドして、なおかつネットを越えてコートに入れるという動作がいるわけです。また、面の当たり方によってコースを変えるという動作も出てきます。ということはここで生まれるのは「反射」、これは光や音波の話で出てくる現象ですが、光などの電磁波は、屈折率が異なる物質間の境界面で、入射光の一部または全部が反射される。ここで、反射する光の入射角と反射角は等しいという、反射の法則が成り立ちます。入射角と反射角は、それぞれの光の進行方向と境界面の垂線との間の角度として定義されます。説明図における左の i が入射角、右の i’が反射角です。

 これをボールに置き換えると、ボールが入ってくる角度と、ラケットの面に当たって跳ね返る角度はほぼ同じことになります。角度を浅く(つまり、面を開いて)すると、ボールは上へあがり(縦向きに使うと、角度が付いたり)、深く(面を伏せて)すると、ボールは下へ飛ぶわけ(同じく、打った方向へ飛ぶ)です。これで打球の深さをコントロールするわけです。この例で一番イメージしやすいのが、「ハーフ・ボレー」(ショートバウンド・ボレー)というショットですが、これは必ずラケットの面は垂直にします。そうでないと伏せるとネットに引っかかり、開くと浮き上がってしまう事になります。

 またトップスピン、スライスなどの回転がかかる場合のバウンドもこの反射の原理がかんできます。上から落とすとボールは上へ跳ねます。(当たり前のことですが)このため、クレーコートなどのよく弾むコートの場合、トップスピンは頭の上まで跳ね上がる事がたびたびあります。(イメージとしてはラファエル・ナダル、ちょっと古い所でセルジ・ブルゲラなど。この跳ね上がるボールで片手打ちのバックハンドの選手を攻めたてるのはクセになります。その被害者はロジャー・フェデラーなど)、またスライスの場合、上から落とすと、ボールは止まります。(イメージとしてはゴルフのアプローチ・ショット、8番、9番アイアン、ピッチング・ウェッジなんてのはその典型です。)ただし、低い弾道で入射角度を浅くするとボールは逆に滑ります。(イメージとしては、河川敷での石投げです。)この典型例がシュテフィ・グラフのバックハンド・スライス、他の女子プロが口をそろえて言う「あのエゲツないスライスは、めちゃくちゃ重たいし、返すのがキツい。」といわれていました。ミーシャのスライスも「誰に影響されたか一発でわかる」と言われますが、同じようなものは100本打って、1本打てれば「御の字」です。

 なお、基本としては「ボールの方向と、ラケットを出す方向は真逆」になります。例えば、上がってくるボールに対して下から振り上げたのでは、当たるポイントは一点だけになります。その一点を外すとミスにつながるわけです。逆に上がってくるボールに対して上から振り下ろした場合、多少打点がズレたとしても、その「幅」の中でカバーできるわけです。ただし、一番パワーのロスが少ないのは、打つ方向そのままへ弾き返すことです。

 ということでこの「キレそうな」お話はそろそろおしまいに来ました。私も「過去の遺物」とか言われそうですが、もうすぐ本格的なシーズンです。そろそろ私もその蹄を研いでおきましょという次第です。
(これ、ま~た小難しい話で終わらせるんやから。しまいに怒られるよ、ミーシャ。)
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