まさかの差し

 さて一昨日、雨が上がった後から寒い、寒い、そんな中、昨日は何とか一発当てこんで「面目躍如の」私。今日は土曜日、最後に残ったプールのお話。今週はドタバタの果てでプールに行けなかったということで、順番入れ替えまして「選手」、こんな選手のお話です。
(これ、そんな時もあるわね、ミーシャ。)

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 今月はこの方。1988年、ソウル五輪男子100mバタフライの金メダリスト、アンソニー・ネスティ(Anthony Nesty スリナム)という選手です。黒人の選手としては史上2人目の金メダリストとなったこの方は1967年11月25日、5人兄弟の末っ子としてトリニダード・トバゴで生まれ、9歳の時に家族と共にスリナムに移住しました。1984年、ロサンゼルス五輪の後、ジャクソンビルにある世界的な選手を育成していることで知られた水泳スクールで練習を行なっていました。そこで彼はパブロ・モラレス(ロサンゼルス五輪メドレーリレー金メダル、バルセロナ五輪バタフライ金メダリスト)の作ったスクール記録を1987年に塗り替え、その年にアメリカ、インディアナポリスで行なわれたパンアメリカン競技大会では100mで金メダル、200mで銅メダルを獲得しました。

 そして迎えた1988年のソウル五輪、この大会ではマット・ビオンディ(アメリカ)とミヒャエル・グロス(西ドイツ(当時))が、激しい覇権争いをしていました。男子100mバタフライ、これも下馬評ではこの2人のどちらが金メダルを取るのか、世界中のファンが議論をたたかわせていました。レースはスタート、予想通りグロスとビオンディがトップ争いを演じます。残り10m、数人の激しい競り合い。と、そこに一人の見慣れない黒人選手もその争いに加わっていたのです。そしてフィニッシュのタッチ! 優勝はビオンディかグロスか?電光掲示板を見るとなんと(ここで「そして」「その上」とかいう甲高い声のオッチャンは出てきません。)、1位表示はそのどちらでもなく、「Nesty, Anthony SUR」という表示でした。最後わずか1/100秒の差でビオンディをかわし、その黒人選手、アンソニー・ネスティが優勝したのです。これはスリナムが取った初めての金メダルだけではなく、黒人選手としても初めての金メダルだったのです。黒人選手は競泳で活躍できないといったジンクスを、彼は大番狂わせではねのけたのです。(この人種と適応の関係は今月の4枠目でお話したいと思います。)

 その後、残念ながらスリナムからメダリストは出ていませんが、黒人選手の金メダリストはアンソニー・アービン(アメリカ 2000年シドニー五輪男子50m自由形)やカレン・ジョーンズ(アメリカ 2008年北京男子4x100mフリーリレー)などが出ています。ネスティはそういった人たちの先駆的な存在として、今でもヒーローとなっているのです。なお、1994年に彼はアメリカの大学を卒業の後、現在はフロリダ大学の競泳コーチをしています。

 ということで今日のお話はここまで。最近、ちょっと絞れていない気がする中で、ここらでちょっと絞りますかということで、今日はお仕事、さっさと終わらせましょという次第です。
(ほれ、風邪ひかんようにしとりや、ミーシャ。)
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