公道を走るF1

 さて昨日は雨。そんな中、昨日はテニスに行って超絶コントロール・ショット連発の「策士な」私。今日は日曜日、ミニカーのお話。1枠目に戻りまして、今週は「市販車」、50年目のこんな車のお話です。
(あのねぇ、ミーシャ。超絶コントロールってそんな仰々しいネタをやってんやないんよ。)

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 今月はこちら。フェラーリ創業50年のスペチアーレ、「F50」(1995年)です。当時のフェラーリの副社長、ピエロ・ラルディ・フェラーリが企画したモデルです。開発コンセプトに掲げられたのは「公道を走るF1」(ここで「会いに行けるアイドル」とごっちゃにしてはいけません。)、エンツォ・フェラーリの息子(庶子)、ピエロの「F1のエンジンを積んだロードカーを創る」というシンプルなアイデアをもとに、カーボンコンポジット製のセンターモノコックにF1用エンジンをストレスマウント化(剛結・ボディへ直にボルト止め)し、F1マシンそのままの高剛性な車体構成を公道を走る車として初めて採用しました、まさにF1マシンそのものである。しかし、この構造ゆえに振動やノイズがモロに来るため、運転時の快適性という点においては後継車種であるエンツォ・フェラーリに劣ります。(でも先代、F40ではなかったエアコンはついています。)

 エンジンは1989年から復活した伝統のV12、F1用自然吸気 3500ccV型12気筒 DOHC5バルブエンジンの鋳鉄ブロックを流用しています。ただ市販車用に使うにはに扱いにくいピーキーな高回転型(アイドルが7000~8000、通常の状態ではバルブ・タイミングの関係でエンジンの駆動力が安定せず、アイドリングとして安定した回転が保てなくなってしまいます。このため、渋滞なんぞに巻き込まれたら一発でオーバーヒートです。)でしたが、排気量を4700ccに拡大し、F1では7速必要だったギアを6速とできるようにするなど、ロードカー用にやや扱いやすいものにされました。最高時速は325km/h。F1ではセミオートマチック・トランスミッションが組み合わされていましたが、F50ではごく一般的なマニュアル・トランスミッションです。前後のサスペンションもF1の影響を受けたプッシュロッド式。水平に置かれたコイルスプリング/ダンパーユニットをプッシュロッドが作動しました。(イメージが湧かない方はフジテレビのF1オープニングを見てください。ギヤボックスの上に置かれたダンパーがカシャカシャ動く様が見えます。)タイヤはグッドイヤーの特注品「GSフィオラノ・イーグルF1」が装着されました。

 ピニンファリーナの手になるスタイルは、F40と比べるとはるかに洗練された美しさがありますが、サイドにブラック梨地仕上げのラインが走ることと、伝統のテールライトの処理以外、他のフェラーリモデルとの共通性はほとんどありません。豊かな曲面で構成され、吸排気スロットがいたるところに開いています。F40よりはるかに大きなリアウィングがそそり立つボディは、見た目の美しさより、空力を重視した形状でした。ルーフは取り外し可能(ただし、ルーフの取り外し、取り付けには、工場での作業が必要でアンチョコに交換できるものではありません。日本ではこの手の構造は認可が下りたことはありません。(例 パルサーEXA(日産))なので、開ければ一層のF1気分を味わうことができました。ただしクルマには取り外したルーフを収納するスペースはなかったので、オープンドライブを楽しむにはルーフをガレージに置いていくしかありませんでした。ただし出先で雨に降られたときに備えて、車載の小さなキャンバストップが用意されます。このボディはハードトップを被せた方が滑らかな連続曲線を描くようです。ハードトップを取り外すと2個のロールオーバーフープがむき出しになり、それを取り囲む部分も空力処理を施されていたので、ただでさえ複雑なボディ曲線が一層複雑になったのです。

 ミニカーは一番左がダイドーのもの(2003年)、真ん中がサンクスのフェラーリ(その7)(2009年)、右側のオープン・モデルがサンクスのフェラーリ(その5)からです。そしてお楽しみの諸元はこちら。

車名          F50

デビュー        1995年
製造          1995年~97年
全長          4480mm
全高          1120mm
全幅          1986mm
ホイール・ベース    2450mm
トレッド(前)     1620mm
    (後)     1602mm
車重          1320kg(1230kg 屋根を外して)

エンジン        フェラーリ ティーポF130
形式          水冷レシプロ V型12気筒 DOHC5バルブ
総排気量        4700cc
ボア×ストローク    Φ85×69.0(mm)
Vバンク角       65度
最大出力        520馬力/8,500rpm
最大トルク       48.0kg-m/6,500rpm
圧縮比         11.3
燃料噴射システム    ボッシュ社製 モトロニックM2.7 電子制御 
点火システム      シングル・プラグ、コイル

駆動方式        後輪駆動方式(MR)
変速機         前進6速 マニュアル縦置き(+後退1速)
差動システム      リミテッド・スリップ・デファレンシャル

シャシー        カーボンファイバー・モノコック
サスペンション(前)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式 
       (後)  独立懸架 ダブル・ウィッシュボーン式
ブレーキ   (前)  ベンチレーテッド・ディスク
       (後)  ベンチレーテッド・ディスク
ステアリング      ラック・アンド・ピニオン
タイヤ+ホイール(前) グッドイヤー イーグル GSフィオラノ 8J×18+235/35ZR18
        (後) グッドイヤー イーグル GSフィオラノ 13J×18+355/30ZR18
燃料タンク容量     105リットル

ボディ・スタイル    2ドア・ベルリネッタ/2ドア・スパイダー
乗車定員        2名

 ということで今日のお話はここまで。最近、蒸し暑い中ですが、充電もなかなかできてない中で、今日はゆっくりしてましょという次第です。
(これ、アンタは夏場になったらすぐへばるんやから、ミーシャ。)
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