作者と絵描き

 さて今週は月末。そのためチトドタバタしている「尻軽の」私。その割には浮かないものでして、お仕事もションボリの中、今日は火曜日、映画のお話。「番外」の今週は映画の製作についてのお話です。
(今日は何のお話かな、ミーシャ?)

 洋画の場合、映画の制作会社の名前はきっちりと出てきます。例えば…。
「007」シリーズ        MGM/UA(Metro Goldwin Meyer/United Artists)
「インディ・ジョーンズ」シリーズ パラマウント・ベットじゃなかったパラマウント・ピクチャーズ
「E.T」「ジョーズ」など    ユニバーサル・ピクチャーズ
「ホーム・アローン」シリーズ   20世紀フォックス  などなど

各社それぞれ、版権を巡って何とやらとか、くっついたり、離れたりとありますが、基本的には1社で一つの作品を作っています。(ただCGなどの「特殊加工品」はILMなどの専門会社に外注しますが…。)

 ところが日本の場合、昔は「東宝」「東映」「松竹」など映画会社が前面に出ていたんですが、今ではこんな感じの名前が出てきます。

 「(映画の題名)製作委員会」

 これは「製作委員会方式」と言い、元々は製作する際のさまざまなリスクを回避するための方式・手法のひとつであり、現在の主流の方法となっています。元々『金のかかる』映画ですので、「当たれば、儲かる」「外したら、ジリ貧」、現実に、製作した映画が振るわなかったために経営危機に立たされる他、作品制作部門の廃止(版権管理会社への移行)を余儀なくされたり、倒産・吸収合併へと追い込まれたりする企業は少なくありません。また「当たった」場合でも、テレビ放映権やビデオソフト化権の値段が高騰する上、また、権利をめぐって同業他社との競合が発生することもあり、テレビ局やビデオソフト会社は作品の買い付けの際に難航することになってしまいます。この方法が有名になったのは「風の谷のナウシカ」(昭和59年)です。

 手順としてはまず、主導権を持つ幹事会社が複数の会社に対し出資を募り資金リスクを分散する一方、利益が出た場合はこれを出資比率に準じて分配する。スポンサー企業にとっては1作品への投資を減らすことができるため、1社がより多くの作品に関与することが可能となり、制作プロダクションとしては映画製作費の調達を容易にもできます。出資スポンサーとしては、キー局・映画会社・制作プロダクション・広告代理店・商社・出版社・新聞社・レコード会社・ビデオソフト制作会社・芸能事務所・玩具メーカー・インターネット各種関連会社などが挙げられます。これらの会社が参加する最大の目的は一つの作品における各種権利ビジネスを行うためです。その理由はテレビ放映・劇場上映・海外展開・ネット配信・ビデオソフト・関連書籍の出版・キャラクター版権など、一つの作品について場合によっては数百単位の権利が発生するため、出資することによって企業は作品の各種権利の独占使用権を得て取得した権利をフル活用してビジネスを行い、同時に作品の売上向上をも図ることとなるわけです。(スポンサーと似たようなイメージですが、版権を直接関与して、自分とこの財布を動かそうという部分で微妙に異なります。)

 製作委員会は、法律的には民法上の任意組合であり「組合員」である出資スポンサーは無限責任(自分が出した金額以上の責任を負う場合もあります。)を負う。そのため、機関投資家や金融関係者などが参加しにくく、出資先を広げにくいという欠点があります。また、作品の著作権が各出資スポンサーに分散され、各種メディアでの事業展開の際に権利処理が煩雑になるという欠点があります。そこで最近では「特別目的会社」(SPC)や「有限責任事業組合」(LLP)を利用して、作品を製作するための会社を設立することも行われています。出資スポンサーは有限責任(自分が出した金額の範囲の中で責任を負う事です。例えて言うなら「株主」が一番わかりやすいかも)が保障されており、資金の流れが透明化されるため、機関投資家や金融関係者などが出資しやすくなり、出資スポンサーの多様化や製作予算の拡大が容易になります。また、作品の著作権の帰属がSPCやLLPに一本化されるため、将来誕生する新しいメディア媒体で事業展開する際にスピーディに対応できるという利点があります。

 今では多種多様な企業が首を突っ込むようになりましたが、いいものは金の意向に左右されずに残っていてほしいなと思う中、今日の所はここまでに…。
(あの~、今日のお話は何かようわかったような、わからんような文章なんやけどさぁ、映画の製作に色んな会社がからんどって、その中でのまとめ役がこの委員会やって言う事でええんかな、ミーシャ?)

スポンサーサイト
プロフィール

ミーシャ

Author:ミーシャ
FC2ブログへようこそ!

コアラの時計

by Animal Web Clock
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2カウンター
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
検索フォーム