世紀の大番狂わせ

 さて昨日は一日雨、そんな中で一日、ちょっとお休みした中、おかげさまで大分と良くなりました。しかし、この先がちょっと気になる私。巨は木曜日、テニスのお話。4枠目の今週は「名勝負百選」、今月はこんなお話です。
(これ、治りかけで無理するのが一番、マズいんやからね、ミーシャ。)

 女子プロテニス史上に残る名選手、マルチナ・ナブラチロワ。この方は数々の記録を持っていますが、その中でも年間最高勝率98.9%(86勝1敗)というのがあります。1983年にたたき出したものですが、その唯一の1敗が1983年のフレンチ・オープンの4回戦、結果はこうでした。

 キャシー・ホーバス  6-4   マルチナ・ナブラチロワ
               0-6
               6-3

 まさかまさかの番狂わせ、第1シードのナブラチロワはここまでの3試合を失セットなし、ここまで連勝中の勢いそのままに圧勝に次ぐ圧勝で勝ち上がってきました。一方、ノーシードのホーバス、これで左利きならこの番狂わせはわからなくはないんですが、右利き、バックハンド両手打ちという「ありふれた」選手、3回戦で第15シード、クラウディア・コーデ・キルシュを倒してこの4回戦まで上がってきました。世間は「ナブラチロワ圧勝」と見ていました。

 しかししかし、この試合は何だか妙な雰囲気で始まります。第1セット、ホーバスが6-4で取ります。(この6-4というスコアは1度相手のサーブをブレークしてしまえばいいわけですので、ある意味、運に左右されるともいえます。)これでも観客は「フルセットを見られるだけ儲けものじゃない♡」とかノー天気に考えています。実際、その次のセットはナブラチロワが6-0.観客も「やっぱり、最後はお約束ね♡」と考えていました。しかしここで一発、名を売ろうとした(?)ホーバスは6-3(これは順番にもよりますが、2回ブレークする必要があります。これはちょっと実力の部分が出てきます。)でこのセットを取りまして、世間は「20世紀最大の番狂わせ」と大騒ぎになりました。

 この試合の後ホーバスは次のベスト8で負け、その後もあまりぱっとすることなく1989年に引退することになります。一方ナブラチロワはこの後のウィンブルドンから4大メジャー6連勝、そして最多連勝記録の74連勝、13大会連続のツアー優勝など数々の記録を打ち立てることになります。

 ということで今日のお話はここまで。今年はこの「番狂わせ」ネタを書こうかなと思いますが、いかんせん、マニアックな選手のネタばかりになりますので、ネタを探す次第です。
(ほれ、あんまし無茶せんようにね、ミーシャ。)
スポンサーサイト

絶滅危惧種

 さて私を巡る問題がちょっと再燃しつつある中、真面目にお仕事の私。今日は木曜日、テニスのお話。3枠目の今週は「戦術」、今日日のテニスによくあるこんなお話です。
(これ、お兄ちゃんも私もアンタもせやけど、なかなか難しいもんよ、ミーシャ。)

 最近では少なくなった「片手打ちバックハンド」、このお話の中にも何度か取り上げていますが、その握り方は打点と球種によって変わってきます。基本的には前足(決して馬鹿力のあるというわけではありません。右打ちの方ならば左足、左打ちの方ならこの逆になります。)の位置よりも前になりますが、グリップが厚く(面の向きと握る掌の位置が同じ向き)なればなるほど、打点は前になります。そのため、トップスピンでは厚め(イースタン・バックハンドくらい)、スライスでは薄い目(コンチネンタルくらい)のグリップというのが一昔前は主流でした。

henin-hardenne-backhand-technique.jpg

606c4e88e96ec46894e3541dc337235e.jpg

 ところが、現在のトッププロたちを見ると、トップスピンに関しては、セミウェスタン以上の厚めのグリップで打つ選手が圧倒的に多くなっています。(代表例はロジャー・フェデラーがその典型です。またウエスタン・グリップではグスタヴォ・クエルテン、リシャール・ガスケ、ジュスティーヌ・エナンなどがその例です。)そのため、グリップを考える場合、まずトップスピンとスライスでグリップチェンジするかどうかが問題になってきます。握り変えずに両方ともコンチネンタルで打つというのもひとつの手(ちなみにミーシャのトレーナーはこれでした。)ですが、トップスピンを打つにはある程度腕力が必要なので(手首を内側に折る動作が入るためで、手首の強さを要求されます。代表例はイワン・レンドル、しかしコンチネンタルよりはバックハンド・イースタンに近いように見えます。)、女性には適さない(とはいえ、ミーシャのお姉ちゃんはこれでトップスピンをバカスカ打っていました。)のですが、ネットでポイントを取るテニスを目指すなら十分メリットがあります。

 それ以外はグリップ・チェンジするパターンになるが、その場合は、はっきり変えたほうが良いんです。とくに将来バックハンドでもハードヒットできるようになりたいという人には、(初めはあまり厚くしすぎないほうが良いのですが…。)厚めのグリップのほうが有利だと言えます。それに対して、スライスがコンチネンタルでスピンがイースタンという小さな握り変えは、かえって中途半端でメリットが少なく、あまりお勧めできません。(でも、それは私です。)またグリップによって、トップスピンとスライスの役割分担も変わってきます。たとえば厚いグリップの場合、高いボールもトップスピンで苦にならないのでスライスを打つ回数を少なくできます。逆に薄いグリップでは、高いボールはスライスで返すことが多くなるので全体にスライスの割合が高くなります。逆に考えれば、スライスが得意な人は薄いグリップでも問題はありません。

 そして全然関係ないお話ですが、厳正なる投票の結果、明後日の試合に使うラケットはこちら。

P1010654_convert_20120202000457.jpg

ウィルソン n シックスワン ツアー90
2004年夏から使用していたモデル、22%の向上というコピーが有名でしたが。ボールに乗る感覚に優れています。フェデラー自身はPWS(フレーム両サイドの膨らんだ部分)が4本(市販品は5本)のものを使用していましたが、これはより飛びやすくするためです。2006年に世界限定2000本で市販されました。

またこの企画はその翌週にもありまして…。

P1010650_convert_20120201225431.jpg

ヨネックス R-24
1987年に登場したモデル。当時のコートでは結構見かけました。名品R-22の系譜を引き継ぐモデルです。

lendl1.jpg

1989_carlos_de_andres_lendl_convert_20170420063834.jpg

そしてウェアは1989年、レンドルのシグニチャー・モデル、アディダスにとっては最後のモデルですが、花札のようなマークはイワン・レンドルのイニシャル。「I」と「L」を組み合わせたものです。(決して某五輪の盗作エンブレムではありません。)明るい色のものを明後日、暗い目のものを5月6日に使用します。

 ということで今日のお話はここまで。さて今週も後半です。ドタバタになりそうですが、そこは段取りよく終わらせましょという次第です。
(これ、ミーシャ、アンタのネタなんてだ~れも気にしとってやないんやわ、全くもう、それにアンタはなんでそんなにネタが古いものしかあらへんわけやの?)

早熟の弊害

 さて浅田真央の引退劇に世間が美談じみたネタをやってるのを尻目に、「やっぱり最強はカタリーナ・ヴィット、真央や真凜なんざ足元にも及ばない」と思ってる「頭の中身が古い」私。今日は木曜日、テニスのお話。2枠目の今週は「選手」、今日はこんなお話です。
(これ、アンタもマニアックなネタば~っかり持ってきてんやないんよ、ミーシャ。)

o0738044211915077099_convert_20170413061832.jpg

 今月はこの方、ジェニファー・カプリアティ(Jennifer Capriati)、1976年3月29日、アメリカ、ニューヨーク生まれの右利き、バックハンド両手打ちのこの方、1989年、フレンチオープン・ジュニア(18歳以下)を史上最年少で制し、USオープン・ジュニアでも優勝。1990年に13歳でプロに転向するとプロデビュー戦で、いきなり準優勝を果たします。この際に大手のメーカーが契約金を積むという「鳴り物入り」の事態で翌1990年にプロ入りします。初の4大メジャーとなった1990年のフレンチ・オープンでは史上最年少のベスト4進出者になります。その後はバルセロナ五輪の金メダル、「天才少女」の名を欲しいままにしたが、その後、「バーンアウト」(燃え尽き症候群)に陥り、マリファナ不法所持(1994年)、宝石万引きで逮捕されるなど「汚れた少女」へと転落してしまいました。(この「バーンアウト」対策として、WTA(女子テニス協会、WTAつあーのうんえいもとです。)は1995年に掲げたプロ開発10年計画に、年齢による出場数の制限を定めました。プロ宣言は14歳まで認められず、14歳の選手は年間7大会とフェドカップだけ。15歳は9大会、WTA選手権、フェドカップだけなど17歳まで出場する大会の数に制限を加えています。)  

 しかし、1996年にツアー復帰、1999年にかつての名選手、ハロルド・ソロモンをコーチに迎えいれると、カプリアティはふたたび自信を取り戻します。2000年の全豪では準決勝でリンゼイ・ダベンポートにストレート負けを喫したが、観客はカプリアティの復活に惜しみない拍手を送りました。そしてその持ち前のフォアハンドの強打で2001年、2002年に4大メジャー3勝、しかし2004年以降は試合から遠ざかっています。

 ということで今日のお話はここまで。ややこしい上との関係に悩む私もちょっと難儀な部分はありますが、今日も1日、頑張りましょ。
(ほれ、あんまし気にせんようにね、ミーシャ。)

 

長いラケット

 さて愛するタイガース、昨日は「宇宙人」の一発で昨日の借りを返したことにクスリ、そして私を巡るお話にもちょっと方向性が見えてきた中で、昨日は近所のスーパーで「フライデー」された「渡辺謙」な私。今日は木曜日、テニスのお話。1枠目の今週は「名品」、今日はこんなお話です。
(これ、渡辺謙ってそんなええもんでもないでしょ、ミーシャ。)

premierargent-img600x450-1418911032anx30s26831_convert_20170406065505.jpg

 今月はこちら。現在のテニスのラケットは27インチ(68.58cm 1インチは2.54cmで計算しましょう。)がほとんどですが、規定の上では29インチ(73.66cm)のものまでは使うことができます。ただし、1999年まではプロとアマの間に差がありまして、プロは29インチ、アマは32インチ(81.68cm)までとなっていました。(現在は同じ29インチまでです。)この「長くする」ことの利点はスイングの回転半径が大きくなるため、遠心力がつくので、特に打点が高くなるサーブのときに強いボールを打つことができます。また、遠いところへ飛んだボールに届きやすいといった面も。ですが欠点もありまして、体の正面に来たボールに対してはその長さが逆に仇になって対応しにくいといった操作性に問題があるというデメリットもあります。

 ところが、その「長尺」で一世を風靡したものがあります。プリンスの「マイケル・チャン・グラファイト」(1995年)というラケットですが、現在の錦織圭のコーチ、マイケル・チャンが現役当時に使っていたモデルです。173cmと小柄なこの方がプロ・ツアーで勝つためにはどうすればいいかということで、1989年、衝撃的なフレンチ・オープンの優勝からずっと悩んできた彼が出した答えがこれでした。ラケットの長さを1インチ長くすることで、体格のハンデをカバー、そして重さも軽くすることで「操作性」のアップを狙ったものです。(ただし、その裏には地道な「肉体改造」があったこともお忘れなく)またプリンスのラケットとしては史上唯一の「シグネチャー・モデル」になります。

 そしてこのラケットはそのチャンの成績の向上とともに売れに売れ、他のメーカーも「長尺」ラケットを出しました。(カタログでは「+」「ストレッチ」という書き方をしています。)後にプリンスは「マイケル・チャン・グラファイト」にチタンを組み込んだ「マイケル・チャン・チタニウム」というラケットを出します。しかし、チャンはこのラケットを気に入らず、プリンスとの契約を打ち切ることになります。現在でも「長尺」があることはあるのですが、ほとんどは27.25インチ、27.5インチがメインで28、29インチというのはなかなかありません。 (27.25は錦織圭が使う「バーン 95CV」(ウィルソン)、27.5はナダルが使う「ピュア・アエロ」(バボラ)などがあります、また28はセレナ・ウィリアムズが使う「ブレイド 104 SW」(ウィルソン)があります。) 

 ということで今日のお話はここまで。私も「長く」ありたいなということで、今日も1日、頑張りましょ。
(ほれ、あんまし無茶せ~へんようにね、ミーシャ。)

ラケット総選挙

 さて色々あったこの年度もそろそろ終わりになる中で、4月以降の身の振り方を考える私。今日は木曜日、テニスのお話。今週は「番外」ということで、こんなお話です。
(これ、あんまし気にしたらいかんよ、ミーシャ。)

 4月以降も、このお話の大枠は変わりません。ただ今年、2017年は私がラケットを握って30年になります。今年の4月22日には「レジェンド・マッチ」が控えるわけですが、その際に使うラケットを一般公募しようと思います。候補はこちら。(現在のラケット・メーカーのWilson以外のものを使う場合はちょっと色々ややこしい手続きを踏まんといかんもので、Wilsonからノミネートしました。)

P1020290_convert_20170329165215.jpg

(1)ウルトラ2ミッド
元々は1982年に登場したもの、シャフトの部分がやたらと太く、ヘッドに向かって細くなっていく「テイパード・ビーム」構造を採用、また現在のWilsonのラケットの根本である「PWS」(Perimeter Weighting System=周辺加重機構)などを標準で装備したモデルです。2005年に限定1000本で復刻されましたが、グリップ・エンドのキャップ、巻いてあるレザーなどは当時と同じものにしています。今まで一番使用度の高い(2005,2006,2007,2008,2010,2015の6度)ものです。

P1010948_convert_20140117060803.jpg

(2)プロスタッフ・ミッド
元々は1984年に登場したもの、17mm厚のフレーム、ど真ん中で叩いた時の打球感などテニスラケットの「伝説」を数多く生んできたこのモデル、初期はカリブ海の小島、セント・ビンセント島で製造されていました。 (この当時のものを求める方は結構多いもので、状態が良ければ20万ほどの値段がつくこともあります。)その後、台湾、中国と製造は移りました。世界ランキング1位に最多の6人を押し上げたラケットです。2014年、Wilsonの創業100周年ということで、この年に使用しています。

P1010651_convert_20120201225448.jpg

(3)プロスタッフ シュテフィ・グラフ85
女子プロ元世界ランク1位のシュテフィ・グラフ用に1994年に登場したもの、『私は数百本のラケットを試した』というコピーが有名になりましたが、私がWilsonと組んだ際に一番最初に使ったモデルです。当初このモデルは95サイズ、110サイズしか出ていなかったのですが、世間が「グラフの使っているものは95サイズよりももっと小さく見える」ということで、急きょ登場したモデルです。今までで2度(2009,2013)使用しています。

P1010654_convert_20120202000457.jpg

(4)n シックスワン・ツアー90
2004年から2006年まで使用していたモデル。22%向上という部分が話題になりましたが、しなりの強いラケットでボールに乗っている感覚の強いものです。このラケットの使用時分、両足を悪くしてということがあったため、現在の状況と似ていると思い、ノミネートしてみました。

 投票はコメント欄にて、締め切りは4月の15日(土曜日)までとしたいと思います。なかなかネタ探しには苦労しますが、これからも読んでやってください。
(これ、アンタのラケットなんて世間様にとってはど~でもええんやわ、全くもう!アンタもよっぽど「AKB」からパクッてるみたいやね、ミーシャ。)


プロフィール

ミーシャ

Author:ミーシャ
FC2ブログへようこそ!

コアラの時計

by Animal Web Clock
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
FC2カウンター
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
RSSリンクの表示
リンク
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
検索フォーム